子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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Home Sweet Home 

 

英語とも育児とも関係ないお話、第2弾。
今日は、私たちの住む「おうち」の話を書きます。
どんな家の話なのか、ご興味のある方は、HPのGalleryもあわせてご覧下さい。

結婚してまもないある日。
新聞のチラシで、近くのハウジングセンターで「嘉門達夫ショー」があるのを見つけました。やっほー、タダでナマの嘉門達夫が見られるよ~
家を買うなんて宝くじが当ったらね、ぐらいに考えていた能天気な私たちは、のこのこお出掛け。
開演まで時間があり、せっかくだからモデルハウスに入ってみましょ、と新妻(私のことね♪)が誘うと言うのに、家を買う貯金も意思も無いのだから、下手にセールスの人に声を掛けられては困る。と夫。
それでもふらっと入った、一見地味なモデルハウスが「フロンヴィルホームズ名古屋」でした。

「地味」というのは、他のメーカーが競って最新の設備や建材などを誇示しているというのに、どうもそういうのが見当たらないお家だったのです。
アメリカの古い家、という感じ。でもなんとなく、居心地いいな、と思いました。リビングには暖炉がありました。たいていは「モデルルームだからね」とか「実際にはやり過ぎ」と見えがちなそれが、しっくりと落ち着いていました。
聞くと、そのモデルハウスは12歳、とのこと。びっくり。よくもまあ、このハウジングセンターで生き残っているものだわ…。
恐る恐る、そこにいらした営業さんに、
「あのー…私たち、今は買うつもりないんです…今日は嘉門達夫を見に来ただけで…」
と言うと(その瞬間に冷たくなるメーカーもあったのですから)、
「いえいえ、これからいろんな家を見て勉強してって下さい」
と営業さんはにこにこ。で、本当にくだらない質問をいろいろしたのでした。
で、今となっては、嘉門達夫ショーの内容を全然思い出せないのです。もしかして、話し込んじゃって見なかったのかな?そんなはずはないけど…。

売る気がないのか、貯金のないのを見破られているのか?
アンケートも強要されなかったので、ほっとしている夫を尻目に、せっかくだから、もちょっと勉強させてもらお、と目論む妻。
後日、こっそり自分からそのメーカーに電話をして、パンフレットを送ってもらいました。
そこから、私たちは真剣に貯金を始め、家の勉強を始めました。お金が貯まるのにはまだまだ時間がかかりそうだったので、勉強する時間もたっぷりありました。
勉強に付き合ってくれたのが、フロンヴィルさんです。そして、フロンヴィルさんもまた、私たちの好みや暮らし方などを少しずつ把握していかれたのだと思います。

何年か後、私たちは森の真正面に空いた、一つの土地を見つけました。
不動産屋さんの扉を叩こうと出向いているのに、夫は「でもなあ…大きな買い物だしなあ…」となかなか飛び込まない。
ので、業を煮やしたツマは、夫の背中をどん!と突き飛ばした!

あとはフロンヴィルさんに「いい土地が見つかりました~」と連絡をとって、すべてがとんとん拍子♪

契約の日の朝、私達は赤ちゃんが出来たことに気づきました。
はんこを押しながら、赤ちゃんが産まれてくるまでにお家を仕上げてくださいよっ!と、フロンヴィルさんにプレッシャーをかけました。
(実際パピーは、この家に越してきて1週間後に産まれてきました。)

フロンヴィルホームズ名古屋の家は高い。という人がいます。でも、何がその値を上げてしまうのか、フロンヴィルさんを知ってしまえば、良くわかります。
土台は勿論、床、窓、ドア、壁。まず、これらの造りには、決して妥協させてくれませんでした。
寝転がっても気持ちの良いぐらいの、無垢の床。
マーヴィン社の窓。
(この会社が「輸入住宅」というくくりには入るかはわからないけれど、ただ、一番いいものを、と選んだときに、窓やドアなどはどうしても欧米のものには敵わないようです。)
照明のあたりが柔らかいから、というペンキ塗りの壁。
ひとつひとつにはそれなりのお値段がつきます。
でも、一生、そして毎日使うもの。そこは絶対に妥協しちゃいけない、
とフロンヴィルさんが教えてくれました。

その代わり、便利そうな最新設備にはお金をかけないようにしました。
今は最新でも、3年前なくても困らなかった、そして3年後にはもう最新でもないような設備なら、いいや、と。
LDK+ベッドルーム二つの、小さな家。間取りもごくごくシンプル。
これで何とか、私たちの予算内におさまりました。

フロンヴィルさんは、水洗金具の一つ、ドアノブ一つまで全部施主に決めさせる、過酷な(?!)メーカーでした。
「柏木さん好みの水洗蛇口のカタログを持ってきました。この中から選んで下さいね。見つからなかったら、まだありますよ」
と、電話帳並みの厚さのカタログをどん!どん!どん!!と渡される。
床の色を決めるときも、「今お持ちの、この家具と同じ色にしたいですもんね。じゃあ、この色とこの色、混ぜましょうか?何対何の割合に?」この調子。
赤!白!黒!の3色から選んでくださいと言われたら、どんなにかラクだろー…
とぶつぶつ言いながらも、私たちはどんどん家作りにのめりこんでいきました。
途中、偶々私がカナダに行くことがあり、そこで、ある照明器具に一目惚れしました。担いで帰国。「これ、トイレに付けてくださいね」とフロンヴィルさんに仕返し(笑)。

さて、予算ぎりぎりだった私たちが一番初めに削り、最後の最後に営業さんが懲りずに勧めてきたもの―

それが、「薪ストーブ」でした。

だって、薪ストーブなんて、現代人の暮らしに必要ないんですもん。贅沢。いくら予算がない私たちでも、エアコンぐらいはつけるんだし。
嘉門達夫ショーと同じく、今となっては、いかにして営業さんが私達を言いくるめたのか、私達がどうやってその予算を捻出したのか、とんと覚えがありません。
でもとにかく、最終的に薪ストーブが我が家に入ることになりました。

今、私達家族3人は冬の週末、薪ストーブの前で静かにのんびり過ごします。
ぱちぱち燃える音がいい。炎の色もいい。薪の燃える匂いもいい。ついでに、火の中に放り込んだ芋の焼ける匂いもいい。
ストーブの上では、やかんがしゅんしゅんと湯気を出していることもあれば、晩御飯のおでんやスープの鍋がコトコトいっていることもあります。
小さな子供がいるのに危険じゃない?
と言われますが、やんちゃなパピーも薪ストーブの前で暴れたことは一度もありません。静かに炎を見たり、黙々とおもちゃや絵本で遊んだりします。時々パパと一緒に、薪を足します。
着火は難しいです。私には出来ません。夫の仕事です。
だけどひとたび燃え出すと、あとは時々薪を一本ストーブにくべるだけで、家中が温かくなるのですから、すごいなーと感心。

パピーがこの先どんどん大きくなって、いつか思春期に入って「親なんてフン!」ってなっちゃっても(やだなー)、冬の寒い日は、きっと薪ストーブの周りに家族が集まる。
そんな気がする。
あのとき、薪ストーブを最後まで勧めてくれたこと、フロンヴィルさんに感謝しています。
営業のHさん、ありがとうございました。これからもずっとお世話になります。

パピーが5歳なのでこの家も5歳。
白い壁は随分汚れてきました。
床はキズキズ。でも2年に一度のワックスがけで、いい飴色に落ち着いてきました。
これから5年後、10年後。
この小さな家はどんな味を出し、私たちはここでどんな暮らしをしているのでしょう?
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category: 暮らしの中で

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Happy Christmas 2007 

 

2007年12月21日金曜日。
Kashiwagi English Roomの、1年で最後のイベント「クリスマス発表会&パーティー」でした。
その様子をお届けします。

まずは21人の子供たちの発表―

1. 年小・年中クラス 3人
簡単なお遊戯と手遊び歌を3人でやり、その後一人一人の本の発表。
SくんのDon’t Wake the Baby
NちゃんのWay Down Deep in the Deep Blue Sea
KくんのLet’s Go to the Market
3人とも、大層な量の一冊の本を、楽しそうにすらすら読むので、みんなびっくり、です。本人達は、ただお気に入りを読んだだけだよって顔をしていましたが。それだけ、いつも当たり前のように絵本を開いているのですね。
君達に、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちは大いに刺激されました。
ステキな発表をありがとう!

2. 年小、年長クラス 6人
1人ずつの暗誦発表の前に、「The North Wind and the Sun(北風と太陽)」の劇をやりました。
ある日、豊橋で活躍されておられる多読指導の先輩が「こんなの作ってみました」と、このシナリオを見せてくださいました。シンプルだけど、思いをしっかり伝える言葉が選ばれていて、「ステキ!私の生徒に使わせてください!」とお願いをしました。音楽は私が担当し、キーボードで劇中歌やBGMなどを作りました。演じる彼らの人数や能力に応じて、シナリオは少し変えさせて頂きました。
でも、練習がたったの2回しか出来なかった。しかも2回目は、半分の3人しか集まれず、どうしようと思った。
それでも彼ら、頑張ったんです。横柄な北風、あたたかな太陽、弱々しい旅人。すごく、しっかりやってくれたのです。本番はもう失敗してもいいや、と思うくらい、リハでは立派に仕上げてくれました。
当日加わってくれた残りの3人も、本番では一生懸命ついてきてくれました。
本番では、すごく緊張していたようです。でも声を大きくとか科白をちゃんと覚える、とかそんなことよりもっと大事な何かを、彼らは見せてくれました。
Yrくん、Sちゃん、Ytくん、Miちゃん、Mkちゃん、Tくん。 ありがとう!

ここで私がちょっと、Storytelling & Songを。
“All I Want for Christmas is My Two Front Teeth”

3.小1~小3クラス 5人
彼らの、暗誦発表の前の出し物は、ダンスです。曲も皆で選びました。
Deck the Halls~Jingle Bell Rock~Go Christmas! (The Cookest Kidz Bop Chrismas ever!より)
をメドレーでやることになり、早速音楽を私が編集。
そのクラスで、ジャズダンスを習っているMちゃんに「一緒に振り付け考えてくれない?」と頼んだら、次の日曜、突然うちにやってきました。ブロッキングから振りまで、もうばっちり!その後の2回のレッスンで、5人ともしっかり頑張り、ちゃんと人様に見せられるものが出来上がりました。その練習している時間が、とにかく私も楽しかった。
このダンスでの英語は、最後の”♪ Hey, hey, it’s a holiday. Merry merry Christmas, what do you say?”という科白のみだったけど、そんなのはいいや。
君達は立派なエンターテイナーでした。ありがとう!

4.小1~小4クラス 7人
題してEigo de Magic! 去年もマジックショーをやった彼ら、1年間ずっと「次の発表会もマジックショーをやりたい」と言い続けていたので、私に選択の余地はありませんでした。やる気満々過ぎて、とめられない。
ところが…。う、うーん、それ…お、おもしろいかなあ…ちょっとみんなの前では…というネタが続々と集まりました。「…そうするとね、大きな箱から人間とクラッカーが飛び出してくるんだよ!」とか、発想は大胆なんだけど…。今年も「拍手お願いします」のプラカードを、こっそり使わねばならない、と最初に思ったのです。
お母さん方にこそっと、相談&検討をお願いしました。(だって、私には止められないんだもの、彼らの盛り上がりよう…)発表会前最後のレッスンで、なんとか皆に科白をうつしました。オープニングは、ラインダンスをいれました。
「よっしゃ! 本番、頑張るぞ~」皆、意気揚々と帰っていったけど、ごめん、実は先生は不安だった!
ところが本番。それは取り越し苦労に終わりました。よくやった!科白を一生懸命覚えてきたのが、よくわかりました。
見ている人みんな、とても楽しんでいたよ、君達の発表。 ネタばればれも、かわいい失敗も、どれもとても楽しかったよ。
ありがとう!

みんなの発表が終わり、暗誦した本が100冊を超えたMzちゃんを表彰、そして1人ずつクリスマスプレゼントを渡しました。CD付の絵本です。

次は小さな音楽会
声楽家・ピアニストのMiちゃんのお母さんが小さなキーボードで賛美歌から子供たちお馴染みの歌を数曲、
そして、サックスの先生であるSくんのお母さんが、ソプラノサックスで私の大好きな曲”Alfie”を弾いて下さいました。
ここ数日の、忙しさと疲れがすうっと癒されるような美しい音楽でした。
ありがとうございました。

お楽しみゲーム会
ま、お馴染みビンゴゲームなのですが、当たったら順に賞品をもらえます。賞品は袋に入っていて、最後に一斉に開けます。賞品に小さいシールがついていたら、実はそれが、今回の当たり!おめでとうっ。
…早くビンゴになってアガっても何の意味もなかったこと、子供たちは気づいているかな?

ここでひとまず、発表会はおしまい。
そしてティーパーティーです。皆さんがセッティングに力を貸してくださいます。

お母さん方が、ボランティアでご馳走とお菓子をたくさん用意してくださいました。
手作りのケーキやクッキー、せっせと握って下さったおにぎりやお寿司、地元で有名なお店のサンドイッチやお菓子。
それらがずらっとテーブルに並んだ様に、大人も子供も「すごーい!」の一言だったけど、皆さんのお気持ちがここに集まったようで、こんな暖かなテーブルがあるだろうか、と、私は嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
子供たちが席について静か~にビデオ鑑賞している間、大人たちも別テーブルでおいしいご馳走、お茶とお喋りを楽しみました。

子供たちに、お母さん方に。
ありがとう、以外の言葉が思いつかない。
私一人では何も出来なかった。
心からのありがとうを、ここで改めてお伝えしたいと思います。
本当にありがとう…
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category: お教室日記

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肩の力を抜いて、英語子育て 

 

下のブログ、随分偉そうなことを書いているなあ、とちょっと反省しました。
赤ちゃんの寝顔を見ながら、どころか、妊娠中にお腹を撫でながら「天才児ってどうやって育つのかな?」「日本にいながら英語をぺらぺら使う子って育つかな?」などと邪なことを考えていたのは、何を隠そう、この私。
何をやっても計画倒れの三日坊主、無計画な人生を送ってきた私が、我が子と言えど他人のことになると、どーして「ばっちり計画」を立てようとしたのかフシギ。(ひどい話ですよね、子供からすれば)
だから、
「5歳までに自力読みをさせたい」
「何歳までに○○(年齢相当よりいくらかでも上のこと)をさせたい」
という方のお気持ちは、わかるのです。

だけど、それは親にとっても子にとっても害でしかない「呪縛」でした。
それから解き放ってくれたのは、2人の力があったと思います。
1人は勿論、どんくさいパピーです。

ちょっと前のパピー、11-10=の答えがなかなか分かりませんでした。何回教えても、
「9」
と書きます。
風船の絵を描いて、パンパンと割れる図を描いてみたり、11個のビー玉を並べて10個隠してみたりして、
11-10という式はどんな現象を表すのか、一生懸命説明するのですが、10分も経つと、
「パピー、11-10は?」
「きゅうぅ!」
……ちっっがーーーーーーーーーーーーーうっ!
「じゅう?」
……!
「じゅういちっ!」
増える、増える。どんどん増える。

パピー、がっくりと肩を落とし、
「…じゃあ指、使って計算してみる…」
見ていると、靴下を脱ぎ始める。
10本の手指だけでは「11-」のところが計算できないから足が必要、みたいでした。そしたら、
「…足の指を一本だけ折るのができない…」
とついに半べそをかき始める。

ああ、つくづく要領の悪い子だと思ってしまいます。
11-10=の納得できる答えを出すのに、これだけの回り道をしないといけないのかあ、と、ま、ため息もでます。
でも、反面。

おもしろい。
大人には信じられないような回路を巡って、11-10の答えを出そうとする。

そしてこの要領悪さ、親馬鹿ながらカワイイのです。
このとんでもない回路にもっと付き合っていこう。これって、育児の醍醐味だわ―結構早い時期に、そう決め込みました。
「うちのパピーちゃん」が「要領も勘も良い、そして親を喜ばす、分かりやすいタイプの優秀なお子さん」だったら、私は今でも当初の予定通りに子育てを進め、呪縛に囚われていたかもしれません。

もう1人は、ずっとずっと前、ここのブログにご紹介したお母さん、です。
「英語を取ってしまって、よくよく見たら何の意味もないものだったら、私は要らない」
と言われた。
私は彼女と出会う前から、私とパピーの間にはどんな英語教材より絵本が一番合う、と、ただおぼろげに感じていたけれど、私はこの言葉を聞いたとき、「あ!ほんとだ!」と思いました。
絵本を挟んでパピーと過ごすこの時間で、私たち親子が何を得ているのか?
英語教室をやっている私が言うのも乱暴な話だけれど、たとえパピーが英語を身につけなくったって、全然構わない。もっともっとステキなものを、絵本からもらっているから―そう言える自信があるのです。
そこまで私に余裕が出来てきたからこそ、パピーは自然に英語を貯めていっているように思えます。

二人に感謝です。

category: 息子のこと(英語編)

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何歳だっていいと思う 

 

ある英語子育て掲示板で、「5歳までに英語の本を自力で読めるようになるにはどうしたらよいか?」という内容の質問投稿がありました。
いろいろな助言があり、最後に元の投稿者は
「ありがとうございました。我が子も5歳にはきっと読めるような気がしてきました」
と感謝の言葉で括っていました。とっても真面目な方なんだろうな、と思いました。

でも私は、なんだか暗い気持ちがしました。
「5歳」っていうラインをどうして引くのだろう?
どうしてお母さんが目標を設定しちゃうの?

いついつまでにTOEICを何点とろうとか、何キロ痩せようとか、○○をやり遂げてしまおう、とか、自分自身に目標を設定するのは結構。
でも、他人にそれを設定されたら、あなたは、厭ではないですか?
(その話を友人としているときに、「『うちの娘は何歳までに結婚させる!それが娘にとっての幸せだから!』なんて親に目標掲げて頑張られたら、最悪よね」と大笑いになりました。まったくです。)

4歳や3歳で読む子は、特別に文字に興味があるお子さんです。自然にそう育ったのであって、うちもそんな子にしたいわ~などと、赤ちゃんの寝顔を見て考えてはいけないし、無理なことはいずれ分かる。
5歳というラインは、恐らく外から「優秀なお子さん」に見える年齢だったのでしょう。
どうして7歳や8歳や9歳ではいけないのか?
それでは普通過ぎるだから?
それとも、そこまで読み聞かせ続けるのが面倒だから?

息子が2歳の頃から毎週、図書館の、ボランティアさんによる絵本の読み聞かせタイムに行っています。
大人の私も、他の人に本を読んでもらうって気持ちいいです。
最初の1年くらいはなかなか落ち着かなかったパピーも、今では一番前に陣取って、毎週楽しそう。
その方から言われたのです。
「文字って読めるようになると、絵の方に気持ちが行かなくなるの。
絵の中にステキな世界があるのに残念よね。
読んでもらって、耳からお話が入ってくるのが心地いいっていう感覚もね。
だから文字の読めないうちに見せてあげたい絵本って、たくさんあって・・・。」
「!」
私はこのとき、文字が読めないことのメリットに気づきました。
文字が読める前に読みたい絵本は、まだまだある!

だから―。

どうして文字読みをそんなに焦るのでしょう?
いつもの酒井先生のお話だけれど、いつかは頭の中の英語の樽が満ちてきて、自然に英語を使えるようになる、のです。
自然っていうことは、いつって決まっているわけじゃない。何年って決まっているわけじゃない。3歳で満ち溢れる子もいれば、8歳、9歳の子もいる。でも何歳かっていうのは、大人になってしまえば、どちらでもいいこと。
パピーも日本語はだいぶ満ちてきたようです。
文章を書くのが大好きです。紙の上を所狭しと、眩しいぐらいに伸び伸びした文章を書きます。
それでも自分では本を読まない。「読んで」と言う。私はそれが嬉しい。
とことん付き合おうと思っています。

英語も、少しずつ。なんとなく。ぼちぼち。です。まあ、そのうち。
そのときはここで皆さんにご報告しようと思うけれど、それは、うちのパピーちゃんったらこんなに優秀な子なんですよー、と言いたいのではなく、逆。
英語の絵本でその世界に浸る、という体験をずっとずっと続ければ、どんな子でもきっと、英語を使えるようになる、ということ。
パピーの樽には穴が開いてる?と思ったこともあるけれど、今ぐんぐんと水位を上げているだろうということは、絵本を読んでもらっているときの目の輝きでわかるのです。

私に先の目標なんてない。
今夜どの絵本を読もうか?だけ。
ただパピーの精神年齢の成長に伴って、選ぶ絵本も少しずつ変わってくる。その本は、どんなシステムのレベル別けより、子供の今の力を教えてくれます。
「パピーくんって、どのくらい英語使えるんですか?」と聞かれたら、私は前の晩に読んだ本のタイトルを言って「これをおもしろがってました」と言うしかないと思います。

「5歳までに、英語の本を自力で読ませます!」
と決意を固めたお母さん。もし、お子さんがそれほど早くに文字に目の向かないタイプで、5歳に達成できなかったとき、どうされるんだろう…?
「どうでもいいことよ、何歳で読み始めるか、なんて。」
などという投稿を私がしちゃったら、そこの皆さんは固まっちゃうかな。
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category: 息子のこと(英語編)

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パピーの先生 

 

今日は、パピーの幼稚園の発表会でした。
ここ2ヶ月近く、幼稚園では本当によく練習したようです。先生方のご指導は生半可なものではなかったでしょう。
合奏、ハーモニカ、歌、そして劇。
不器用で、物事にあまり積極的でないパピー、最初はどれひとつ満足にできなかったと思います。

どれも基本的に幼稚園でのみ練習するものなのですが、ある金曜日の帰り、パピーの鞄の中に、ハーモニカが入っていました。
担任の先生からメッセージ。
「発表会の曲。だいたい出来ているんですが、あと、もうちょっとなんです。この週末にちょっとおうちで練習してみてください」
吹かせてみたら、なるほど。出来ない。
私はパピーが4小節でも、歌らしきものを奏でるだけで、「幼稚園児なんだから、『パピー』なんだから、こんなもんちゃうん。」ぐらいに思っていました。
ところが先生は「いえいえ、あとちょっとだから。」と言って下さる。
よし。もちっと、頑張らせてみるか。と思い直す私。

実は、運動会のクラス対抗リレーのときにも似たようなことがありました。
皆を勝たせようと燃えている、明るくて元気な先生。
「『おうちでも、リレーの練習してね』って先生に言われた」
とパピーが言うので、そのときはびっくりしました。
パピーって子は、元々どんくさい。早く走れと言っても、はなから無理な話だと思っていました。
その頃の私の頭の中。
「出来れば、ビリでバトンを受け取って欲しいなあ。トップでバトンを受け取って、パピーで抜かされてビリになって次へ交代、なんて、ちょっと不憫だもん。」

ところが先生は、とてもとても真剣にそして少しずつパピーに教えてくださったのでした。
早く走る方法を、ではありません。
どうしてリレーは一生懸命走らなきゃいけないのか。リレーで一番大切なことは何か。皆が応援している声が聞こえるか。
そして、私に言われました。
「パピーくんには、皆で一生懸命力を合わせて、勝つことの喜びを知って欲しいんです!!!」
…私は、後ろ向きだった母親としての自分を、恥じ入るばかりでした。
先生の熱い思いが伝わり、パピーは少しずつ変わっていきました。
「皆が、パピーくん頑張って~って声を掛けてくるんだよ」と嬉しそう。
先生が真剣だからこそ、子供たちも真剣になって返してくるのですね。そして、この先生が持つ、厳しいながらも深い愛情は、まるで母親のそれのようだと、私も分かってきました。
リレーに勝つことを目標にして頑張るけど、大事なのはその過程。
園児なんだからそこまでやらなくても、と言ってしまえば、子供は何も変わらない。最後に負けても、この子達はきっと何かを得てくれるはず―そんな先生の信念のようなものが、私には感じられたのでした。
子供ってこうやって育てていくんだ、引っ張っていくんだと、私も先生に段々に教えられました。

そして今回は、発表会。
ハーモニカを渡されたとき、先生が再びパピーを出来る所まで伸ばそう、として下さっていることを、すぐに感じました。たかがハーモニカ、されどハーモニカ。
「パピー、結果はともかく、とにかく一生懸命練習してみようね。」
パピーがその曲を間違いなく最後まで吹ける確率は、ミキティの4回転サルコウぐらいでした。
週末が明け、今度は私の方から「ハーモニカ、持ち帰らせてください」とお願いして、何日か家で練習させました。
なんとか、真央ちゃんのトリプルアクセルの確率くらいで成功するようになりました。

劇でも、今回ステキな「悪役♪」を頂いたというのに、最初は声も出ず、やる気もあまり見られなかったのではないかと思います。
でも、少しずつ変わっていっているのは、毎日送り迎えのときにちらっと会う先生とのお話で、感じていました。
家では自分の役のことをあまり話してくれなかったけど、大丈夫、先生がパピーを見守っていて下さるから、と信じて、当日が来るのを楽しみにしていました。
それが今日だったのです。

ところが前の晩。

真夜中に、パピーは突然、「吐きそう!」とトイレに駆け込み…、朝まで何度も嘔吐しました。登園時間になっても、まだ少しぐったりとしていました。でも熱はありません。
発表会の最中にまた嘔吐したら先生にご迷惑だろうと思ったけれども、これまでの頑張りを思うと、とても休ませる気持ちになれませんでした。
朝、体調のことをお話して先生にパピーを引き渡し、あとは客席から見守るしかない、と決め込みました。

開演。

どの子も本当に一生懸命で、輝いています。舞台の上、自分達を見つめる、驚くばかりの数の大人の目。怖くはなかったでしょうか。
小さい年少さんの頑張りも健気だったけど、年中、年長さんになると、その完成度には驚くばかりで、心のこもった合唱には目頭が熱くなりました。こんなステキな歌詞…本人達は意味わかっているのか、分かっていないのか、だけど(笑)

パピーの演目はプログラム最後。
いつも頼りないと思っていた息子の、私の知らなかった、たくましい一面を見ることが出来ました。顔を見たら、いっぱい誉めてあげよう、と思いました。

幕が下りて、他のお母さん達と「良かったねー、良かったねー」と言いながら子どもを教室へ迎えに行くと―。
先生がパピーの手を引いて、飛んできました。
「パピーくん、やっぱりあれから何度も吐いちゃったんです。熱も出てきて、補助の先生がついててくれたんですが。それでもこんなに頑張ったんです。
ね、えらかったね、パピー君。本当に頑張ったね。先生は嬉しかったよ。」
そうパピーに声を掛けてくださる先生の目から涙がこぼれているのを見て、私はたまらなくなりました。

夫とパピーと私。3人の帰り道。
先生が作って下さった劇の衣装のままのパピーは、夫の背に負われて、しんどそうにずっと目を閉じていました。
その顔を見ていると、私も歩きながら涙を止めることができませんでした。
「よく頑張ったね。とっても上手だったよ」
それを言うのが精一杯…。

先生、ありがとうございました。
幼稚園最後の年、こんな愛情深い先生に巡り会えて、私もパピーもとても幸せです。
パピーは先生のことが大好きです。
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category: 息子のこと(iroiro)

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