子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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キレちゃった夜のお話 

 

やっちまった…
という感じでした。懺悔します。

日曜の夜、明日は学校。早く寝せなきゃ。パピーをベッドに連れて行きます。
それまでもリビングでも散々パパに本を読んでもらっていたけど(今迄で一番長いお話「大きい一年生と小さな二年生」を読み終えたところでした。すごく気に入ってましたよ。私にとっても、すごく懐かしいお話。)、最後の締めにベッドの中で私も一冊読んであげようと、手にはお馴染みの”Blueberries for Sal”を持っていました。なんとなく、モノトーンの絵本の方が落ち着く気がしたのでした。
ところがなぜかハイな気分になっているパピーは、Five Little Monkeysよろしく、No, David!よろしく、ベッドの上できゃいきゃいはしゃいでいる。

ぷちん!と切れてしまいました。
もーっ! そんなにふざけるなら読んであげないっ!
――言ってはいけないことを言ってしまった。

その日はパピーにイライラすることがたくさんありました。
ジェフくんがいると、まとわりついてやたら弾けるパピー。ジェフくんがかわいいと思ってくれているうちはいいですが、うっとおしくなってきては困ります。ジェフが我慢してはかわいそうなので、親の方が気を遣って、先に先に注意をしなくてはなりません。
かと思うと夫と私、ジェフの大人3人で話が盛り上がってくると、邪魔に入る。
静かにしていなくてはいけない公共の場で、私と夫がジェフに気を取られていると、パピーは傍で余計なことをたくさんやらかします。パパに叱られて逆ギレ。

―パピーくん、ちょっといい気になってやしません?

そんな感じで、イライラが募っていた夜でした。

私は、堰を切ったようにパピーに当たり散らし始めました。
パピーは全然、人の迷惑考えてないよ!
今ベッドでジャンプなんかしたら本が読めないの、分かるでしょ!
騒いだらみんなが煩がるの、分からない?
何だって考えれば、わかることだよ!ジェフが迷惑がっていることも、パピーは気づかないじゃん!
パパに叱られたときだって、全然パパの言っていること考えてなかったでしょ!
明日学校なんだから、早く寝なきゃいけない理由だって分かるでしょ!考えれば!
とにかくフザケ過ぎ!調子に乗ってる!

パピーにしてみれば、数時間前、半日以上前のことを怒られているのです。
しかも、ワタシの悪い癖で、話がぼんぼん飛んでいく。
(書きながら振り返って、自分がつくづく情けなくなります…)
でも、その時は止められなかったのです。

パピーは黙って冷たいお布団の中に入り、鼻まで毛布を引き上げました。うるうるした目が私を見ています。
私は、自分が落ち着かなきゃと思いました。そこで私もお布団に入り、パピーをぎゅうっとしました。
パピーは目に涙をいっぱい溜めて小さな声で「まま、ごめんなしゃい…」。(何を謝っているのかも、分かっていないでしょうね)

――でも私は「怒っちゃってごめんね」なんて今更言っても、取り返しのつかないような気がして、しばらく何も言えませんでした。

そして消え入りそうな小さな声で、私はお話を始めました。
Once upon a time, there was a boy named Puppy…
パピーの目がきらっとしました。
Puppy was a wild boy. He was so silly, sometimes stupid and funny.
パピー、ふふふっと笑います。そして
And he was always…
ここで、言葉を止めました。Curious Georgeの好きな彼、多分”Curious!”と言うだろうと予測したのですが、パピーは、
“sing a song!”
と叫んだのです。そういえば、一人で遊んだり、お風呂に入っていたり、着替えをしたり、お支度したり…そんな時ず~ぅっっと鼻歌を歌っているパピー。今度は私がくすっと笑ってしまいました。
Yes, he was so lovely. He was lovelier than any other boys.
That’s why his mom loved him very much. His dad did, too. So did Jeff, his brother. Everybody loved him a lot. So, Puppy, the little boy lived happily ever after. The end.
(そう、彼はとてもかわいい子でした。誰よりもかわいい子でした。だから彼のママは彼のことが大好きでした。パパも同じぐらい好きでした。おにいちゃんのジェフも同じでした。誰もが彼のことを好きになりました。
それで、パピーという名前の男の子はいつまでも幸せに暮らしましたとさ。おしまい)

この私の、他愛も無いお話が、パピーの心の傷を癒せたかどうか分かりません。
でも、ふう~っとため息をつき、にっこりとして、そうっと目を閉じた時、ああ、また彼に救われたなあと思ったのです。
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category: 息子のこと(iroiro)

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インフルエンザに効く薬 

 

どっひゃー。
インフルエンザ、我が家にもやってきました。

先週のこと。体調が悪そうだと学校から電話があり、下校時間、パピーを迎えに行きました。
まだ微熱だったし、インフルエンザはクラスでは誰も罹っていなかったし、まさか第一号には、と(勝手に)思っていました。翌日病院へ。
パピーが小さい頃からお世話になっている小児科の先生は、女医さんです。
元気で、爽やかで、朗らかで、しっかりしていて、早口で、若々しい先生です。
先生も「ま、念のため」ぐらいで、インフルエンザの検査をされました。鼻の中に15?ほどのこよりみたいなのを突っ込むのですから、6歳のパピーも、それはそれはもう大騒ぎ。
結果はあっと言う間に出ました。
「あっらー、パピーくん!すごく分かりやすい結果が出てるわ~!」
先生、テンション高い。そして早口の説明が始まります。

「さて。
インフルエンザ治療薬にはタミフルとリレンザがありますが、どちらにいたしましょう?」
後者は私、初めて聞きました。
「タミフルは普通に飲む薬で、とっても苦いです。」
ああー、苦い薬を飲むときはいつもバトルなんだよなあ。既に鬱々・・・。
「リレンザは吸入する粉薬です。思いっきり吸い込んで、肺まで入れてもらわないといけません。
小さい子には難しいかもしれませんね。
効果は一緒ですから、間違いなく服用できる方を選んでください。」

「れり、れり・・・・は、どんなお味ですか?」
「もし味わっちゃったとしたら、ほんのり甘いです」
「じゃあ、是非そちらで・・・」
「でも、肺に直接入れるべきものですから、味がしたとすれば、失敗ってことです。
味わってる場合じゃねーだろー!おめー!って感じですね。」

・・・勢いに押されて、
「リレリレ、お願いします」

そして始まる隠遁生活。
でも高熱でぶっ倒れていたのは、一日で済みました。

翌日、夫が「ぞくぞくするのは気のせいだろうか」と言って、帰宅しました。
「パピーがインフルエンザに罹っちゃったから、なんとなくそんな気がするのよ」
と、根拠もなく笑い飛ばしました。
ところがその翌日、本人が「きっと・・・これは・・・」と言うので、
「ああ、インフルエンザかどうかは、鼻に『こより』を突っ込んで調べるからね」
「・・・い、痛そうだな・・・。もう、インフルエンザでいいですって感じだな・・・」
「ごちゃごちゃ言ってないで、病院行ってきて」

診てもらったのは、先ほどの女医さんのご主人である内科の先生。
こちらは、まったりゆっくりそれはそれは穏やかで丁寧な先生です。
夫も、見事A型の烙印を押されました。

インフルエンザ治療薬、やはり彼も選択を迫られたそうで、
「息子がやっているのを見て、やり方はよく知っているので」
という理由で、リレンザを選びました。そういうもんだろうか。
夫も、隠遁生活が始まりました。

薬の効果はテキメンで、2人とも、社会復帰の時は近い様子。
(パピーは既に病院からOKをもらっていますので、今日レッスンに来て、パピーに会ってしまった方、ご安心下さい。)

とりあえず良かった。

パピーのクラスでも少しずつ流行りだしたらしく…第一号としてはちょいと肩身が狭いです。
うつした子がいたら、ごめんなさい。
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category: 息子のこと(iroiro)

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奇跡 

 

我が家のパピーさん、赤ちゃんの頃英語絵本に触れ始め、ただただ私に毎晩読んでもらうだけ、ということを6年以上続けてきました。
それ以外の英語教育は、結局何も。

幼稚園入園までは、私が英語で話しかけていましたが、そんなのは今となっては何の影響もなく。(昔、こんな記事書いてます。)
5歳ぐらいまでは英語のCDをよく流していましたが、ある日突然私がフツーの音楽を聴きたくなり、それ以降は、英語を意識して掛けたこともなく。
廉価で手に入れた、かの高額教材も、あれ以来仕舞いっぱなし。
パピーさんは、ネイティブ相手に日本語を教える人。英語を話す気、まるで無し。
英語を書くのは、サンタさんへの手紙だけ。(Dear Mum, I love you so much.ぐらいは、よく書きますが。)
ワークブックは、興味なし。英語のゲームやDVDも興味なし。そもそもテレビをまったく観ない人。

壮大なるバイリンガル育成計画を企てていた7年前―それは妊娠中から始まった―には、考えられない大失敗かもしれません。

でもここのところ、我が家で小さな奇跡が起きています。

就寝前のストーリータイム。
ベッドの中で本を支えることすらめんどくさかった夜、じゃあ、ただのお話にしよう。ということになりました。
The Three Little Pigsとか Three Billy Goats Gruffとか、ありふれたお伽噺です。
“I’ll huff and I’ll puff and I’ll blow your house down!”
なんてお馴染みのオオカミさんの科白も、ストーリーテリングとなると新鮮なのか、きゃっきゃ言って喜びます。進歩のないやっちゃなー、なんてちょっと苦笑していたら、
「今度はボクが話をしてあげる!」

―なんとパピーが一人で、The Gingerbread ManとかLitte Red Riding Hood などのおとぎ話から、TuesdayFroggy Bakes a Cakeなどの創作絵本まで、英語でお話をするようになったのです。
初めてのお話は、The Gingerbread Manでした。
英語の間違いはそのままにしてありますので、ご了解の上お読み下さいませ。

Once upon a time, a long long agoで始まります。
そして、ジンジャーブレッド坊やがオーブンの中に入れられるところを、何とか繋ぎ、
…The gingerbread man sleep and sleep and sleep in the oven… and then…
ここでぐーっとタメてから、ニヤリ。
Pop! Oh no, the gingerbread man jump out of the oven! He goes out! Then he ran and ran and ran.
私が本を読むときによくやるように、ぜーぜーはーはー息を切らします。
The old lady said “Oh dear, oh my god! My cookie’s gone! Oh no!”
そのold ladyの慌てふためいている様子が、聞いている私は可笑しくて仕方がありません。
途中で話の筋を作っちゃったりもします。本来出てこない動物が出てくるかと思えば、思い切り端折っちゃったり。
自分で、絵本の挿絵を思い出して、くすくす笑ったりもします。
そして、最後には一呼吸置いて、ゆっくり “The End.”

文法などは、はちゃめちゃのぐちゃぐちゃです。時々英語に詰まり、「何て言ったらいいの?」と聞いてくることもあります。
でも。
話の筋を追っているだけの私の話より、ずっと楽しい。
ずっと生き生きとしている。表情が輝いている。

「楽しいお話してくれて、ありがとねー」
そう言ったら、ちょっとはにかんだ顔をし、そして満足気な笑みを浮かべて、眠りにつきました。
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category: 息子のこと(英語編)

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Pay It Forward 

 

ジェフくんとの暮らしが始まってから、もうすぐ1ヶ月です。
昨日カレンダーを見ながら、ジェフが
Time flies.
と言いました。

夫は、正直最初は ホストファミリーをすることについて、それほど乗り気ではなかったのです。
精一杯の協力はしてくれるのですが、ジェフくんがいくら良い子だとわかっていても、他人は他人。小さな家に一緒にいると気を遣うし、疲れる。トラブルも生じるかもしれない…。と一線を引いていた。当然だと思います。
でもある休日私は、彼ら二人に買い物に行ってくれるよう頼みました。
びっくりした夫は、
「ちょ、ちょっと待てよ。オレとジェフの野郎同士でなんて話すことなんかないし、オレ英語わかんないし、間が持たないし、ど、どうしたらいいか、オレ…」
と、目で訴えてきましたが、それを感じ取らなかったことにして、ポンと外に追い出しました。

でもちょっと、ドキドキしました。
どうしてるかな、あの2人。
ずっと黙りこくったままだろうか。
夫の携帯に電話をして、沈黙を破ってやろうか…。

ところが数時間後、戻ってきた二人は、すごく楽しそうでした。
ジェフも一生懸命日本語で話をしたのでしょう。そうすると、男同士の会話がどんどん湧き上がってきて、距離が途端に短くなったようでした。
その日はワタシの誕生日。2人で相談して、花を買ってきてくれました。
お誕生パーティーのその夜はビールも飲んで、パピーが寝た後も、大人3人で夜遅くまで延々とおしゃべりを楽しんだのでした。
今ではすっかり仲良しの、男二人です。

良かった…。

ジェフも、こんな狭い家での暮らしだけれど、居心地良いと思ってくれているみたいです。
周囲の人達は、みんなジェフに親切です。みんなジェフが好きです。
ジェフくんは、それを素直に受け取りながらも、
「ここで出逢う人達は皆、ワタシに親切だ。どうして?」
と聞きました。

それはね、私もこれまでにいろんなところでいろんな人に優しくされてきたから。
なんで、私になんかに、これほど優しくしてくれるの?と思うほどに。
こちらは3年以上前に書いた記事です。

それを説明しました。

そしたらジェフが
Pay it forward
という言葉を口にしました。

私はジェフのホストファミリーを精一杯やることだけで、十分幸せだと思っているけど、ジェフがいつか、
「昔、日本という言葉もまともに通じない国で、とても親切にされてね。だから…」
と、誰かに優しくしてくれたら…
それがPay it forward.

きっと、優しい気持ちは巡り巡っていきます。
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category: ホストファミリーになる

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英語の本の読み方―母の場合と先生の場合 

 

英語の本を、どうやって読むか?
お母さんやおうちの人が、子どもを膝に乗せたりぴたっとくっついて読んであげるときは、何の技術も要りません。愛情とスキンシップ、というつよーい武器があるからです。
前からしつこく言っていることだけど、
途中で、内容を理解しているか確認したり、何かを覚えさせようとしたり、無理に読ませたり、
そんなことは絶対にしちゃいけません。

我が家も、普段は淡々と読みます。
途中、「わかってる?」なんて茶々を入れようものなら、
「いいから先っ!続けてっ!」
と逆に叱られてしまいます。

でもまあ、私も遊んじゃうこともあります。
なりきり読みをしたり、声色を変えたり、適当にリズムや節をつけたり、踊っちゃったり?!
ウケて盛り上がることもあれば、そのままスベることもあります。
古い記事は読むのがちょっと恥ずかしいですが、2年半前にこんな記事を書いています。
がんばれ おうち英語
(ちなみに、このときにメールを差し上げたMさんはその後お教室に通って下さるようになり、嬉しいことに今も毎月高速に乗って来て下さるのです。ありがとうございます!)

とにかく、難しいのは続けること。それだけだと、今も思います。
読むことなんて、ちっとも難しくないのです。
愛情さえ伝われば、自然に英語がたまっていきます。
長い時間をかけて、ゆっくりゆっくり。

―ここまでは、読む人が「おうちの人」である場合。
ココから先は、英語講師として読む場合のお話です。

英語講師がレッスンに英語絵本を取り入れるとなると、
文法事項を、絵本を使ってどのように教えるか、
どこを膨らませて、アクティビティーまで引っ張るか、
単純で分かりやすい単語、英文の本はどうやって探すか、
暗誦をどうやってどれだけ定着させるか、
そのようなことをお考えになる方が多いでしょう。
英語を教えるプロなんだから、ただ本を読んでいるだけではダメなんだ、と。

でも私が「私はプロなんだから、やらなきゃ!」といつも心に留めているのは、
そんなことじゃありません。

英語という言葉で「心を伝える」ということ。
私がこの絵本から感じたことを、子供たちにそのまま伝えようと思います。
それは技術なんかじゃないんだと思う。
伝えたい、という強い気持ち。
その気持ちを持って、優しく優しく語り掛けるように、歌うように読んだり、
盛り上げて読んだり、笑いを引き出すように読んだり…
それが出来るのがプロフェッショナルなのだと思っています。

子ども達の心を揺さぶることが出来たら、英語は少しずつ自然に流れ込んでいく。
染み渡っていく。

でもここは家庭の絵本読みと一緒で、言葉を育てるには、すごく時間が掛かるもの。
熟成されるまでじっくり待つ、のもプロの仕事だと思っています。

「ハウ オールド アーユー?」「アイム セブン イヤーズオールド」
「ハウ イズ ザ ウェザー?」「イッツ サニー」
「ドゥー ユー ライク アイスクリーム?」「イエス アイ ドゥー」
すぐに成立するエーカイワ。
でも、そんな会話に心や意思の流れなんて、ないでしょう?
だからレッスンでもやらない、のです。

なんだかまとまらなくて、ごめんなさい。
とりあえず、えいっっとアップ。
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category: 英語講師として思うこと

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