子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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子どもの中の、その子の時計 

 

もうすぐ7歳だというある日、パピーが
「ハガヘン。」
と言って、口をぱかっと開いて見せました。ハガヘン?

本人、口の中をベロで触って気になったらしい。
ああ、「歯が変」ね。
前歯の裏側に、小さい小さい白い点が見える。
これは、いや、これも歯?
なかなか乳歯が抜けないなあ、と思っていたら、ついに抜ける前に永久歯が生えてきてしまった?!
びっくりしました。
乳歯と永久歯が並んで生えているなんて、絶対おかしいよ!
とっとと乳歯を抜いてしまわなきゃ!
歯並びは良いにこしたことは無い。
ひやーっ、抜くのかあ…かわいそうだなぁ…
いろんなことを考えながら、慌てて歯医者の予約を入れました。

パピー、虫歯は無いのですが、2年前の事故の後から、お世話になっている歯医者さんがいます。
それ以降、家族3人でお世話になっています。

うぎゃうぎゃうぎゃと落ち着き無く説明する私に、先生は
「まあ、レントゲン撮りましょう。焦らないで。」
とにっこり笑いました。

口全体のレントゲン撮影。
現像が出来るまで3分。
「そういえば、こないだの日曜モスバーガーに行かれたでしょう?」
「はあ?」
「いやいや、僕がドライブスルーのところにいたら、お宅のご主人の車が見えて、車から、ご主人と奥さんとパピーくんが降りてくるのが見えて…」
まあ、先生、そんなネタを持っていらしたのですか。

そんなこんなでレントゲン写真が出来てきました。

うわーっ、
見事に永久歯が乳歯の下に待ち構えているのが見えるではありませんか。
へえ…なんだかフシギ。
「では、数を一緒に数えましょう。」
そう言って、先生はゆっくり、ひとつずつ写真の歯を指しながら、数えてくれました。
上の中心から右へ、ひとつ、ふたつ…左へひとつ、ふたつ…。
下の段も、右へひとつ、ふたつ…。
28本きちんと揃っていました。
ほっ。

そして、なぜだか抜けようとしない頑固な乳歯を持つ子もいるらしいのですが、
パピーの場合は、ぼちぼち抜ける準備が始まっている。
それもレントゲンで確認できますよ、
と言われました。
(事故で打った歯だけが、要注意だそうですが)

つまり、もう少し待てば、何も問題なく生え変わっていくそうなのです。
私の早とちりだったようです。

先生が言われました。

「パピーくんの中には、パピーくんだけの成長の時計があって、
それが抜けて然るべき時、生えて然るべき時を教えてくれますよ。
『普通は5歳』だとか『6歳』だとか、そんなのは関係ない」
と。



そうなんだ、パピーだけが持つ時計。
その子、その子の持つペースがある。
それは、歯だけではない。すべてのことについて、そうなんだ。

子どもの成長について、簡単に「個人差がありますから」と言われることがあります。
言葉の綾なのかもしれないけど、結局「平均より早い・遅い」(でも気にしないで、と続くのですが)を前提にしている言葉です。
で、やっぱり「遅い」と不安になってしまうのが親心。

でもこの日、歯医者の先生は、基準はあくまで各々の子どもの中にあることを教えてくれました。
いつ出来るようになるか、その時計はその子の中にある。
その時計を無理矢理進めたりすることは出来ないんだ、しちゃいけないんだ…
と、私は感じたのです。

パピーには「平均的1年生にしては出来ない」と思うこと、たくさんあります。
足し算や引き算、今もまだ、指を折って、目で数を確認しなければ出来ません。
でも、歯医者の先生が私たちに、レントゲンに見えた歯をゆっくり数えて見せてくれたように。
それで、私たちがとても安心できたように。
パピーの中の時計も、まだゆっくり数えて安心を求めている時期を指しているのでしょう。
「春休みのうちに、指を使わずに計算できるように」
とのお達しが学校からありましたが、それは無視することに決めました。

帰り道にパピーが、
「なんだか、この歯ぐらぐらしているような気がする。」
と言って、前歯を触っていました。
あーっ、
それ、昨日言って欲しかったなぁ!

…でもまあ、先生から良いことを聞けたから、今日は歯医者さんに来て良かったのかな。

この日、パピーは7歳になりました。
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category: 息子のこと(iroiro)

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コミュニケーションとして英語をどう使うか? 

 

ジェフ君が今、日々会得していること。反対になかなか埋められないこと。
それを目の当たりにして、子どものうちから英語教育をすることの意味、を考え直すところとなりました。

私は、以前かの人
「小さい頃から英語教育をスタートしたんなら、ぺらぺらになるまでやらなきゃ意味が無い。」
(だから親の頑張りと根気と努力が…云々、と続く。)
と言われたけど、今息子や周りの子ども達を見ていたら、
「ぺらぺらってナンなのよ、ぺらぺらって。『薄っぺら』の『ぺら』かいな?」
ぐらいのことを思ってしまう。
必要がなければ、喋らない。必要があれば喋る。それだけのことです。
無理やり英語を喋らせて、どうなるというのでしょう?

金髪碧眼の外国人を見かけると、わーっと寄ってきて、いきなり
「ハローハロー! マイ ネーム イズ ××!」
「アイ リブ イン ジャパン!」
「アイ ライク ブルー!」
「アイ ライク アイスクリーム!」
と捲くし立てる元気なお子さんがいらっしゃるそうです。
ちょ、ちょっと待って。相手の気持ちも、存在すらもあったもんじゃない、この話し掛け…。
誰が彼らをこんなにした?と私は悲しくなってしまいます。
勿論、前述の彼女が言われた「ぺらぺら」はこの程度ではないことは百も承知ですが。

しょっちゅう言ってますが、6歳の我が息子、英語は喋りません。字は読めないし、音読も暗誦もしません。英検なんぞ無縁の世界。
英語を喋るのは唯一、就寝前のお布団の中だけ。この時間は気が緩く、大きくなっているのかな。(昔、酔っ払うと急になめらかに英語を喋りだす同僚がいたけれど、それに近いのかも?!)

そんなパピーに、どこでどうやって英語が入り込んでくると思われますか?

まず、相手の言うことは英語であってもかなり理解が出来ます。
それは、正確にディクテーションできるということではなく、前後関係や周りの状況、そしてこれまでに蓄えた6歳なりの知識のバックグラウンドに助けられて、言葉を補っているということ。
絵本を読んでもらうことによって培われた力です。
だから、勿論オバマ大統領の演説などは、まったく理解できません。
(あ!もしかしたら、「Fairlady ZとGT-Rがどれほど魅力的か」という、日産のゴーン社長の話なら、少しは分かるかもね!私は分からないけど。)

パピーに外国人に話しかける必要があったら、まずその人が日本語を使えるかどうか、確認します。
つまり、見た目が日本人でなくても、普通に日本語で話しかけるのです。(Step 1)
結果、すらすらの日本語スピーカーでないにしても、
「おーひーなーさーま。知ってる?わかる? おひなさまってね…」
どの程度簡単な日本語が分かるかを確認しつつ、ゆっくり話します。(Step 2)
相手が多少理解していなくても、ちょっと無視するのは、まあ幼さゆえ仕方の無いこと。
それでもダメなら、自分の知っている英単語を使って話す。
「Doll! わかる?Girls play dolls! (withなんてのは出てこないな)doll、 わかるよね。お雛様はred carpetを敷いたstairs…」
そうして、ちょっぴりルー大柴状態に入ります。
たまに、英文丸ごと使うこともあります。この状態だと、Oh,my goodnessなどの感嘆詞はよく出てきます。
英単語の発音はまあまあきれいです。ときどき「オヒナサァ~マァ」みたいなとんでもない日本語なまり英語も飛び出します。(Step 3)
そこで通じなかったら、一旦諦めます。(Step 4)パピーが何としてでも伝えなくちゃいけないことなんて、そうはないのです。
ジェフとも、最初はStep3、Step4辺りで話すことが多かった。今はジェフの日本語が上達してきたので、Step 2で会話をしています。
オーストラリアのように、完全に英語に包囲されてしまったら?
そのときは、貯まっている言葉を引っ張り出してくることは勿論ですが、加えて身振り手振り、指差し、愛情表現まで、自分の出来うる限りのことを総動員して、思いを伝えます。(Step 5)

これが、パピーが英語を使う5段階です。
私は、とても自然な流れだと思うのです。
どこで、母国語でない英語をぺらぺら喋る状況が生まれてくるのだろう?どんな状況を作り出しているのか?―私には分かりません。
すいません、勉強不足なだけ?

パピーみたいな子は、世の中ではバイリンガルキッズとは呼ばれないでしょうし、ペラペラとは言われません。
人に見せびらかす資格も何もないけれど、私はいーの。
多分パピーも「いーの」と思っているでしょう。
なんて言う私を「負け犬」と呼ぶ人もいるんだろうなあ…。

先日、「奇跡」というタイトルで記事を書いたけれど、それを読んだ友達が
「あれは『奇跡』なんかじゃないよ。由里ちゃんがしてきたことの、自然で当たり前の結果が出ただけなんだよ」
と言ってくれた。
本当に嬉しかった。

子どもさんに英語をと思っていらっしゃる皆さん、
どうぞ「ぺらぺら」などという薄っぺらな言葉に惑わされませんように。
頭の中に、心の中に貯めている言葉は、話さなくても、これだけの大きな力を持つのです。

そう信じて、もう揺らがない私でいたい。
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category: 息子のこと(英語編)

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ジェフくんのショートステイと、日本語その2 

 

ジェフくん、日本滞在2ヶ月が過ぎました。

生徒さんのご家族にも時々お招きいただいて、いろんな家庭で楽しく日本の経験を積んでいます。
「娘の雛人形を飾っているので、ジェフくん、観にいらっしゃいませんか―?」
そんな、とても日本らしい招き方も、ステキです。
私たちは観光に殆ど連れて行ってあげてないのに、皆さんが伊勢に、京都にと連れていって下さる。ありがたい限りです。伊賀の忍者体験、京都太秦映画村での新撰組扮装、どれも本当に楽しそう。(^^) いいなー。ちょっぴり羨ましいぐらい♪

ジェフが訪問したお宅で「英語のいい勉強になりましたー」というおうちはありませんでした。
勿論、「子どもの英語のためにと思って呼んだけど、ジェフがあまりに日本語を上手く喋るので意味なかった」なんてことを仰るうちもありません。
子ども達が、明るいジェフと本当に楽しい時間が過ごせたことを喜び、
ジェフがとても一生懸命日本語を話してくれたことを感謝してくださいました。
ジェフが楽しい思い出を作ってくれるように、と心を尽くしてくれました。

Pay it forwardのお話をしたけれど、この皆さんは、誰かから受けた恩を、というのではなく、純粋にジェフのことを思ってくださったのです。
それどころか、オーストラリアのホームステイでつらい思いをしたあの男の子達の家族が、ジェフにこれほどまでに優しくしてくださったこと、私はどれほど感謝しても仕切れないくらい。

ジェフからは、お礼はどんなものがいい?と相談を受けました。
「日本は、手土産にお菓子、が多いかな。大学の帰りにでも、名古屋で探してごらん。(うちの周りは田舎だから、あまりない。)」と言ったら、自分で探して直接手渡した様子。
そして「ジェフ君から、とても春らしい和菓子を頂きました。早速頂きます」なんて知らされ、ふむ、なかなか日本人らしくなってきた(?)と思う今日この頃です。

そうこうしているうちに、ジェフ君も日本語が大分上手になってきました。
実際彼が英語を話すのをほとんど聞かなくなりました。一生懸命、言葉を選び、考えて、日本語で伝えてきます。その努力には、頭が下がります。しんどいだろうなあ、よく頑張っているなあと思います。
夫もジェフ君とたくさん話をします。
昨夜は、オバマ大統領→アメリカの経済→自分の給料、の相関関係を、英単語交じりの日本語で喋っていました。
ルー大柴みたいだけど、楽しい時間です。

ただ、不自由なく日本語が使えるのかというとそうでもなく、やはり普通に日本語で話しかけられることを完全に理解することはできないので、我が家では皆、分かりやすい日本語を心掛けているし、必要なときは、今も私は英語を使います。
リスニング能力以前に、バックグラウンドを知らなければ理解できないだろうな、と思われることの方が多いです。
逆に、バックグラウンドさえ知っていれば、「あ~あ~あ~」と何とか話が繋がるものです。

学校の宿題で、日本の高校国語程度の文章や、時に新聞のコラムなどを読まされているようです。
ジェフは、歴史や政治に強い関心を持っているので、とても興味深く読んでいる―のもあるけど、小難しい単語や一昔前に流行った言葉(「三高」とか「飲みニケーション」とか覚えてくるのです)を今頃覚えさえてどうすんのよ、と思うような文章もあります。
大学生だからそれらのものに挑戦させられるのは分かるんだけど。
本当はうちや図書館にある、子ども向けの日本語の本をどんどん読めば、前述したところのバックグラウンドが強化され、擬音などの、辞書を引くだけではニュアンスの伝わりにくいところも、体得していくのではないかなあ…と、私は正直思っているのです。つまり、日本語の多読をやってみたら、と勧めたいのが本音。
ま、子どもの本に興味が無いのなら仕方ないですけどね。

外国語でコミュニケーションを取る。
自分の言いたいことを伝えるのは、相手のいうことを理解するよりも、簡単なのではないか。
私はそう思います。自分自身の経験からも。
「英会話」という分野は、ネイティブがごとくの発音で英語をぺらぺら、というのを想像される方が多いかもしれない。
でも、ある程度自分の中に英語が貯まっていれば、決して難しいことではないのです。

えーっと、ここから話が変ってくるので、次の記事へ。
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category: ホストファミリーになる

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