子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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男の子はどれ? 

 

英語育児に興味のあるお母さんなら誰でもご存知の、あの、教材のお話をしようと思います。
バイリンガルにしたい!と思い、その方法を調べれば誰だって行き着く、あの、トータル60万円ほどの教材です。敢えて名前は書きませんので、ご了承ください。

実は私、持っています。
セールスの方にも何度か来てもらったことがあります。
サンプルビデオや、それが紹介されたテレビ番組の録画ビデオなど、いろいろ見ました。
だから
「うちの子もこんなにぺらぺらになれば!」
と思われる気持ち、すごくよく分かります。
値段が値段だけれど、それに値するものだと信じる気持ちも。

そして実際にその額を投じられた親御さんには、「本気で取組もうと考えていらっしゃるのだ」と頭が下がります。
私は、思うところあって買いませんでした。ただ中身だけに興味があったので、中古で買ってみました。
10分の1ぐらいの値段だったかな。

DVDや歌。
中身をみると、どれも日本語を交えなくても子どもが理解でき、楽しめる、良質なものだと思いました。
ただ我が家にはテレビをつける習慣がないので、パピーには使えませんでした。
(実はパピー、テレビにチャンネルがあることすら知りません。めったに見ないのです)
そしてガイドに沿って進めていく「レッスン」にはどれほどの力があるのかと言うと―。

例えば、こんなワークブックがあります。
女の子が男の子と手をつないで、道を歩いている挿絵があり、ページにあったCDを流します。
“Point to the boy. “ チン♪
(チン♪でCDを一旦停止する。子どもはその動作を求められる)

パピー、怪訝な顔をする。
誰が見たって、「男の子」はスカートを穿いているこっちじゃないよ。そんな趣味がない限り。
それを指差せ、と言われるのが不思議な気持ちがするようです。

“Color the girl’s shoes blue.”チン♪

パピーは「青じゃかわいくない。」とつぶやき、色鉛筆をとっかえひっかえし、靴を虹色に塗ってしまいました。
満足。

こんな調子ですから、この教材の「レッスン」なるものに、あっという間に飽きてしまいました。
ただ、CDの言っていることを理解しているのは、傍目から見ていて分かりました。

決して、「青に塗りなさい」と言われて、ちゃんと青に塗る子がいけないと言っているのではありません。
(言うとおりにしなさい!と、パピーは常々怒られています。)
ただこの場合は、男の子を指差すことに何の意味も見出せない。靴が青じゃなきゃいけない理由もないと思ったのでしょう。

以前ブログに書いた「絵本はごはん」ママのお嬢さんが小さかった頃の、こんな話を聞きました。
そのセットをお持ちではありませんが、その教材セットに含まれる、リピート教材を触る機会がありました。
カードを通すとマシンが
“What’s behind the wall?”
と喋ります。前に座った子どもはその通りにリピートすることを求められているのですが、彼女はwall?とちょっと考えて、マシンの裏側を覗いた。
「・・・・」
何もない。
もう一度カードを通すと、マシンが繰り返す。
“What’s behind the wall?”
彼女、思わず首を振り、
“I don’t know!”

あなたがお母さんだったら、ここで、
「違うわ。マシンの真似をして、おんなじこと言うのよ」
と教えますか?

パピーもこの女の子も、聞いた音と会話をしようとしているのです。
でも録音された機械音と、生きた会話を成立させようというのが無理な話。

―私はそこに、この教材の「限界」を感じます。
もし、この教材のみで育った子が、堪能な英語でやり取りをしていたら、それはあーいえば、こう答える、こーいえば、あー答える。という図式を、教え込まれてしまったせい。そんな気がします。

●この教材をお持ちの方へ。
存分に楽しんで欲しいです。
でも「教材様」に管理されないで。こちらが「好きなように使う」ことを忘れないで。
高いお買い物だっただけに、結果が出るか出ないか、不安になるお気持ちは痛いほど分かります。でも。
子どもの好き勝手に遊ばせて欲しい。勿論、言われたとおりにきれいに丁寧にワークを塗ったり、書いたり、ゲームしたりするのを面白いと感じる子には、どんどんやらせてあげて欲しい。
ブログなどでよく見かける、同じ教材を使っているお仲間の事細かな報告は「刺激を受けて良い」こともあるのでしょうが(でも刺激を受けるのはお母さんであって、子どもさんではないのです)、「自分の子のペースを乱す」原因にもなることを覚えていてください。

生徒さんにも、この教材をお持ちの方はいらっしゃいます。
これにすべてを委ねることもなく、これで出来ることと、これの範囲を超えていかなければいけないことの区別を、きちんとされています。
5,6歳でネイティブ並みにぺらぺら喋らせることを目標になんてしていらっしゃいません。もっと先を、ゆったりと見ている。親子できちんと教材に取組む傍ら、絵本を開くひと時を大切に思う気持ちを持っていらっしゃる。
羨ましいぐらい素敵です。

●お持ちでない方へ。
これがなければバイリンガルが育たない、というわけではありません。
心配なさらないで下さいね。

で、クリエイティブドラマティクスの話はまた延び延びに…。
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category: 英語講師として思うこと

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