子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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元も子もない 

 

まだオーストラリアの話に進みません。
今、悩んでいることがあります。

レギュラークラスの小学生達、家庭での読書がなかなか軌道に乗ってこない・・・
のです。

ほとんどの子は、ずっと週に一冊ペースで読んでいました。
でも、「ピアノのレッスン化」しちゃって(こちらの記事を参照ください)、なかなか「楽しく」読むことが出来ない。
私は、とにかく本を開いて欲しい!だけなんだけど・・・。

そこで、この6月に読書記録用紙を新たに作りました。
日記式、と、リスト式の二種類。
日記式は、1枚に2週間分記入できるようになっていて、とにかくその日開いた英語の本を記録する、というもの。その日読まなければ空欄です。でも、「この日は、どこどこにいって疲れたから、お休み」なんて書いてもOK.短い本をたくさん、読む。同じ本を繰り返し読む子に向いている記録用紙。昨年夏に、Summer Reading Programというのを実施したときは、日記式を使いました。
ただ日記と同じで、一度長い空欄が続くと、どうも続ける気が失せてしまう。という欠点を見ました。
そこで苦肉の策で、作ったのがリスト式。
めざせ100万語! 読書記録手帳」みたいに読んだ本を一行ずつ追加していくものです。

そして、従来使っていた6冊セット(CTPやORTなど)のタイトルが既に一枚に印字されたリストに、シールを貼っていく、という形も残しました。

もう、冊数や語数についてのシールやアワードなどは基本的に用意しませんでした。
それを目的に、本を開いてもらいたくなかったから。

「どれでもいいよ。好きな形で記録を残してご覧。
毎日、おうちで本を開くこと!覚えるとか、CD聞くとか、はどうでもいい。とにかく開くこと!」
と子供達に伝えました。
小さい子には、「どうぞお母さんも一緒に」と、勿論伝えました。

教室では、本来の「多読レッスン」もやってみました。酒井先生の大学方式。
テーブルの上に、絵本を山積みにして
「さ、好きなのをどんどん読みなさい。そして読んだもののタイトルを記録するの。」
時間にして20分くらいでしょうか。皆次々に本を手に取り続けます。
それは、とても子供達にとって、思いのほか充実していたみたい。

「ね、そうやってなーんにも考えずに、おうちでも、どんどん開けばいいんだよ」
と私が言うと
「なーんだ。これでいいの?」
拍子抜けするような声を出しました。
でも、やっぱりおうちに帰ったら、お教室でこんなに夢中になって本を開いたことも忘れちゃうのかあ。うーん…また首をかしげる私。

新たな記録用紙で、気持ちで弾みがついた子も、確かにいました。
ところが!
私から只ならぬ雰囲気を感じたのか、「これを機に、きちんと絵本を読ませよう!」というお母さんの思いが重くなったのか、この記録用紙の出現を機に、
「もう、いやだ。家では絶対読みたくない!」
と、なってしまった子がいたのです。
ああ、なんてこった。

「ここまで嫌がるようになってしまっては、一度英語はやめさせたほうがいいのかしら」
と、相談にみえました。
お母さんも、決して無理強いにならないよう、努めて楽しげに英語を子供さんに勧めてこられたようでした。頭が下がるほどに。でも、それにももう疲れた様子が伺われました。私だったら、ここまで来たら「もう英語からは解放されたい」って思うかもな…。

私はなんだかとても申し訳ない気がして、
「無理なさらないほうがいいかもしれませんね」
と思わず声を掛けました。
そのままその子はお教室をやめる・・・―はずだったのです。

ところが、少し時間を置いて考えました。
そういえば、お教室に行くのはとっても楽しんでいたんだけど、と言って下さった・・・。
英語の絵本を読んでもらうのはやっぱり楽しかったんだよね・・・・。
しまった! だったら辞めることないんじゃない?!
読んでもらうのが楽しい、
それが原点ではないか!

がばっと電話に飛びつき、お母さんに話しました。
「英語がキライなまま辞めてしまったら、この先、英語を好きになるきっかけに出逢うこともないと思う。せっかくこれまでに買って下さったおうちの英語絵本も、このままでは絶対に開くことはないでしょう。
どうぞ、お教室の絵本だけでも聞きに来られませんか?おうちでの読書は、とりあえずもうどうでもいいです。英語の絵本を(読んでもらうのが)楽しい、と思ってくれる気持ちは、大切にしてあげたい」
と精一杯の言葉で伝えました。

そして2日後―。

「それなら続ける!って。英語の教室、行きたいって。」
そのお母さんから嬉しいお知らせが届きました。
よぉっほぉ~ぃ!

その子に限り、おうちでの読書はしばらく封印です。
他のお子さんも、おうちでの読書を強要することで、気持ちが萎えてしまうのであれば、一大事!すぐにご相談下さい。

勿論、私のお教室は多読してナンボ。
皆が皆、読まなくていい、というわけにはいきません。なんとか習慣を作って軌道に持っていかなくてはいけない。のが原則。

だけど、せっかく英語の本に対して芽生えた小さな愛情は、決して消してはいけない。

私にやり直しのチャンスをくれて、本当にありがとう。
次のレッスンは、普通に顔を出してくれました。
私の読む絵本に一つ一つ反応してくれる柔らかな表情が、いつにも増して大事に思えました。今度こそ、その子の英語の絵本に対する愛情、大切に大切に育てていこうと心に誓いました。


はい?

・・・オーストラリアの続きも、必ず書きます。
AUTHOR: 由里子 EMAIL: oakenglish@hotmail.co.jp URL: http://www.geocities.jp/kashiwagienglish/ IP: 219.118.137.122 DATE: 07/11/2008 17:30:50 ★下記コメントに記した 「教室で読む英語 100万語」 リンクをはっておきます。 児童英語に限らず、中学・高校・高専・塾・社会人・家庭など、幅広い、英語多読の実践例がのっており、英語指導に携わる方には、一度是非読んで戴きたいです。
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