子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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「快感」って怖い 

 

6年生の男の子が言いました。
「目的もなくこんな英語やっているより、塾みたいな勉強英語がやりたい。
塾は、テストをやってもらいながら単語とかを一個ずつ覚えていくんだ。
ランク分けのテストがあるから、嫌でも頑張れるし。」

点を取ることは快感…なのでしょう。それも、分かる気がします。
その日は人体のこと(血液の循環とか、心臓や肺の動きなど―ちょっと難しそうだけど、心臓というポンプが体中の血液を入替える仕組みを、絵本を見ながら考えました。)の読み物を一緒に読んでいました。その内容そのものに「知ってる!知ってる!」などの反応をしてくれるときはいいけれど、興味のない子だったら、ふと我に帰って「なんで、中途半端な英語でこんなことをやっているんだろう。目的はなんなのだろう?」と思ったかもしれません。

子ども達には「目的もなく」と思えるでしょうが、私には、勿論このレッスンの目的ははっきりとあります。
「英語を通して、学ぶことを楽しむ」こと。

ここは、「全部出来た!100点!」の快感はありません。頑張ったことのご褒美もありません。
塾は、こういう快感を与え続けます。そうこうしているうちに、子ども達はそのスパイラルから嫌でも抜けられなくなってしまいます。
そうやって単語を一つ一つ習得していくことを、まったく否定するわけではありません。この先、それが必要なときもあるでしょう。漢字をコツコツ習得していくように。
私だって、中学に入ったら、英語の成績も良いものを取らせてあげたいと思います。

でも、それをやらなくても良いと思う。
今は、一時の快感や刺激より、じっくり考えることを教えたいのです。

英文の、全体に書いてあることが、状況判断も含め、漠然とつかめる。
それは、後になって大きな力になることは間違いないでしょう。
大学の入学試験だって、結局はあれほどの長い文を読んで内容を掴まなければならない。何より、大学や社会に入った後(!)で必要とされるのは、そういう力です。

今の中学の英語教育ではそういう力を育てるところがありません。
だから、学校英語に足を突っ込む前にやっておきたい。
いとも簡単に「いみふめー」「習ってないからわからーん」と口にする前に、「本当に?気持ち一つでわかるんじゃない?」ということを教えてあげたい。
中学に入れば、嫌でも目先の点取りレースに巻き込まれていくのです。

気まぐれな子ども達。
レッスンが楽しかった日はいい。でも、興味のない内容で退屈な日があれば「やめちゃおっかな」になります。
親御さんが、私のやり方や目的を理解して下さるから、みんな長く続いています。
子ども達の波を、お母さん達がなだめて下さっている。
本当に、心から感謝しています。

でも…目先のことを満たす快感より、じっくり学ぶことの嬉しさや楽しさを教えるのって…難しいなあ。
頑張って、道を探していこうと思います。
AUTHOR: 由里子 EMAIL: oakenglish@hotmail.co.jp URL: http://www.geocities.jp/kashiwagienglish/ IP: 219.118.137.122 DATE: 06/12/2009 14:02:00 ★マサミちゃんへ、 いつもコメントをありがとう~。 時を同じくして、お互い似たようなことが起こりましたね。 >点数って魅力ですよね。 そう。私も息子にKU○○Nをやらせていたときは、「満点を取る喜び」を感じさせてやりたい、と本気で思っていたから。 (逆に、彼は点数を取ることの魅力を感じなかったのですね、その幼さゆえ?) でも、 「英語のテストで点数を取る快感」 と、 「英語で感じ、考える、伝える努力」 は、相容れないものだったんだなあ、と今は思います。 「学校の点数なんて大切じゃない」とは決して言わないけれど(子どものプライドに関わることだからね~)、前者の方がきっとたやすい。そちらへ流れていってしまう。そして後者の学習のやり方に戻ってくることが難しくなるような気がします。 私たちに関わってくれた子ども達だけでも、後者のような英語学習の目的があるのだと、伝えていきたいよね。
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category: 英語講師として思うこと

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