子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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なぜ絵本を読んであげるのか? 

 

私は実を言うと、絵本の読み方に関して、きちんとカリキュラムに沿った指導を受けたことはありません。
お教室で絵本を読み始めて5年。子どもの反応や目の輝きを頼りにやってきました。
小学校での読み聞かせボランティア(こちらは日本語)は、2年目を迎えたところです。

きちんと読み聞かせのやり方を学びたいなと、思っていたところ、お隣の小学校のPTAの方が、友人を通じて
「私で良ければ、今まで学んできた読み聞かせについてのいろいろについて、お伝えしましょうか」
とお申し出くださいました。
私は「お願いしますっっっ」と飛びつきました。

学校や塾や英語教室の先生ではなく、普通のお母さんでいらっしゃるその方が開いてくださった、小さな「よみきかせ講座」。
どれほど心地よく、充実した時間だったことでしょう!
畳の上に広げられた、たくさんの絵本、絵本、絵本。我が家でお馴染みの本も多かったですが、どれも「教育的」であるというより、心をどきゅん!と射抜かれるような素敵な本ばかりでした。もうそれだけで、ワクワク♪
(良書であっても)読み聞かせに向かない絵本。
読みの「間」の必要性と、取り方。
いろんなことを教えてくださいました。
お話はすとん、すとん、すとん、と私の中に入ってきました。

一番心に残っていたお話は、これです。
なぜ読み聞かせをするか、という問の答え。

「国語力向上、情操教育のため、賢い子に育てるためではないんです。
子どもに幸せな時間を作ってあげるため、なんです。」

私は「子ども達に本を」と思いながらも、ずっと前者たち―つまり国語力向上、情操教育云々が、子どもの読書の目的だといわれることになぜか違和感を抱いていましたから、「!」。
とてもすっきりしました。

素敵な講座をありがとうございました。
この場を借りて、その方にお礼を申し上げたいと思います。

で、反対のお話をします。

パピーは、小さい頃から私と一緒に本をいっぱい読んでいるけど、
7歳の今、
国語の成績が、特別よくはありません。(算数もよくはありません。)
漢字や難しい言葉を、とてもよく知っているわけでもありません。
残念ながら先生の言うことを、ぐんぐん吸い込む子でもありません。
理解度が高いとは、お世辞にも言えません。
特別落ち着きのある子でもありません。適当にやんちゃ。普通です。
本さえあればおとなしい、という子でもありません。図書館に行ったら、本を開くより図書館前の公園で遊ぶ方が好きです。
もっと言えば。
頭の回転の速さや集中力は、ゲームをたくさんやっている子に敵わない。
新しい言葉や知識は、テレビをたくさん観ている子の方が多いでしょう。

もし、絵本をいっぱい読むことで優秀な子にしようと期待していたら、
こんな例を示してがっかりされるでしょうか? ごめんなさい。

それでも
――子どもさんに、本を読んであげて下さいますか?

それでも
読んであげて欲しい。

のです。
ゲームやテレビの時間を削ってでも。

昨日の夜は、偶々借りていた「もりのなか」を一緒に読みました。
「読んであげるなら2歳から」の但し書きがついている、本当に小さい子向けの本です。
動物達と一緒にお茶のテーブルを囲む少年を、パピーはとても羨ましがりました。
最後の場面では、動物達がふと消えてしまって森の中、パパと二人になる。
私は、ちょっぴり寂しい気がしたけれど、パピーは「また会えるかなあ」と優しい顔をしていました。
白黒の地味な挿絵なのに、パピーの中では生き生きと色鮮やかに映ったようです。
彼の瞳がそれを物語っていました。

7歳なら、もう少し文字の多い児童書を一人で読んで欲しい、と思われるでしょうか。でも「幸せな時間」を作るのが目的だったら、「文字の多い児童書を一人で」読ませる必要はありませんよね。
うちでは、寺村輝夫さんの「わかったさん」や「こまったさん」シリーズ、「かいぞくポケット」シリーズなども読みますが、やっぱり「読んで」は変わりません。
文字を追うのに疲れて、本の世界を楽しめないよりは、読んであげるほうがずっといいと思います。

「子どもに幸せな時間を作ってあげるため。」
に、子どもと一緒に本を開くのだと、あらためて思いました。
そして、本をいう友達を、彼の人生の中に持たせてあげたいと思います。

前にも私、こんな記事を書いていました。
子どもにとって本当に幸せな時間ってどんな時間か、もう一度考えてみませんか…?
息子がまだ7歳であることを忘れて完璧を求め、叱り、子どもに悲しい思いをさせては、深く反省する。
そんなことを繰り返している、情けない私からの、提案です。
AUTHOR: 由里子 EMAIL: oakenglish@hotmail.co.jp URL: http://www.geocities.jp/kashiwagienglish/ IP: 219.118.137.122 DATE: 07/03/2009 09:19:52 ★ 続・さんぽさんへ >彼の笑顔を見られるだけで幸せだなあと思える日もあれば、このままでいいのかと自分に迷いが生じる日もあります。 そうそう、例えば(例えば、ですよ) 「赤ちゃんのうちから英語をスタートして、母語同様にインプットしないと」 という情報を聞けば、 2歳、3歳と年を重ねていくことに焦りを覚えるような感じですか。 よそのお子さんのペースを聞けば、余計にそのようなお気持ちになられるのも、無理はないと思います。 でも、私も子供が7歳にして、しかも歯医者さんに教えられました。 「その子の時計はその子のなかにある」 と。 >このままでいいのか このままでいいのだと思います。 息子さんの中にある時計=ペースを、どうぞ大切にしてあげて下さい。 外から守ってあげて下さい。 これから「魔の2歳」へと突入ですね! でも二度と戻らないこの時間、 どうぞ毎日を楽しくお過ごしください。 一番かわいい、と言われる時期です。 私は、後悔していることがありますから…。 また是非遊びにいらして下さいね{笑顔}
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category: こどもと絵本

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コメント

 

はじめてコメントさせて頂きます。さんぽと申します。
酒井先生つながりで勝手にお邪魔させていただいてました。
いつも泣いたり笑ったりしながらブログを拝見しています。なかなかコメントを
書き込む勇気がなく読み逃げだったのですが、ブログを拝見して何度、ぶれ
そうになる自分を踏みとどまらせてきたことか・・・?
もうすぐ2歳になる息子がおります。英語も日本語もありですが、毎晩、寝る前に
絵本の読みきかせをしています。昼間も彼が絵本を持ってきたときにはできる限り
リクエストに応えています。
のんびり屋の息子はまだ言葉らしい言葉を何も話しません。絵本を読んでいる
ときに彼の笑顔を見られるだけで幸せだなあと思える日もあれば、このままでいい
のかと自分に迷いが生じる日もあります。これまで由里子さんが書かれている
言葉に何度も励ましていただいてたんですが、今後もたびたび励ましていただく
ことになりそうです。パピーくんとの素敵なお話、これからもたくさん読ませてくださいね。
長々とお邪魔しました。最後まで読んでくださってありがとうございました。

さんぽ #79D/WHSg | URL | 2009/07/02 01:00 | edit

我が家は長女がこの春1年生になり、
なんとなく生活が慌しくなってきました。
寝る前の絵本の時間も、
今日は遅くなったから2冊ずつだよ、なんて言ってしまう日もありますが
なるべく「読みたい本もっておいで」と数を決めないよう心がけています。
すると選ぶ時から娘達はワクワク。
子供達が日本語の絵本を選べば、私の分として英語の絵本もプラス(笑)
だれのから読む~?と賑やかに川の字になって本を開きます。
疲れていて、持っている本が顔に落ちてきたり(笑)、
長女に読んでもらったりすることもある寝る前の絵本の時間が
私も子供も大好きです。
先月から教室のレッスンとは別に
未就園児の親子向けの
英語絵本のおはなし会をスタートしました。
絵本があることで
子供と向き合う時間がより楽しくなれば、と始めました。
2歳くらいのお子さんが多いのですが、
お母さんたちのお子さんへの声かけが温かく
私もとても新鮮な気持ちになります。
絵本の読み聞かせ、何かを身につけるためにと思うと
その目的が達成しないと困る!と焦るかもしれませんが、
純粋に「絵本を読むのが楽しいから読む」というのもいいと思います。
子供のために、とも思って読んでいるのですが、
楽しませてもらっているのは私の方かもしれません。

ゆっきー #79D/WHSg | URL | 2009/07/01 17:10 | edit

★kaoruさんへ
>24時間のうち、子供と接することが
できるのはどのくらいなんだろう?っておもうときがあります。
ずっと前に、初老の親戚のおばちゃんちに、自分の子供や孫の幼い頃―ちょうどその時のパピーくらいの年齢―の写真を飾っているのを見ました。本当にかわいい笑顔の写真。
「子ども達がこのくらいの年だった頃が、一番幸せだったなあって、思えてねぇ…。毎日ばたばたしてたけどねぇ。」
ああ、私は今が一番幸せな時期にあるのかしら?
子供と接する時間、大切にしなきゃってそのとき思いました。
子どもが親を旅立っていく日に、後悔しない子育てをしようと、時々思います。
kaoruさん、RちゃんやHちゃんがオヨメに行く日を思ったら…、
抱きしめてあげたくなりませんか?
気が早い、と笑われるかしら?
でも戻らない時間だもの…。

由里子 #79D/WHSg | URL | 2009/07/01 08:46 | edit

わたしも上の娘に対して、まだ9歳にも
かかわらず、完璧さを求めたりしてしまうことあります。
それで悲しい思いをさせてしまうことも・・
子育て難しいですよね。
どれが正しいなんてないんですもの。
ある人のお子さんが立派になられて
その方が子育て本を出されても
必ずしもその育て方が、うちの子にあうとは限りませんし、
結局は失敗成功を日々の中で繰り返して、育てていくんですよね。
親子で本を読む時間、なかなかとれてないです。
寝る前に、とおもいつつも気が付くと寝てしまっていたり。
24時間のうち、子供と接することが
できるのはどのくらいなんだろう?っておもうときがあります。
わたしも子供たちの通う学校へ
読み聞かせのボランティアとして
月2回行っています。
たぶん娘たちも、家ではなかなか一緒に
読めないので楽しみにしてくれている
ようです。
「子供との幸せの時間」作らなきゃ!!

kaoru #79D/WHSg | URL | 2009/07/01 07:39 | edit

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