子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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英語絵本を使ったレッスンをしたい先生へ 

 

これは、これから絵本で小さな子ども達に英語を教えようと考えていらっしゃる、お一人の若い先生へのメッセージです。
私の書く拙いブログに「共感します」といつも丁寧な心のこもったメールをくださいます。ありがとうございます。アドバイスなどおこがましいと思いつつ毎度お返事を書きながら、励まされているのは私の方です。私は私のやり方で、頑張っていかなきゃ!と、心引き締まる思いです。
まだお会いしたことのないM先生に、今日はこの場を借りて、エールを贈ります!
と同時に、英語絵本でお教室をやっていきたいけれど…と二の足を踏んでいるたくさんの子ども英語の先生方へ、私の思いをお伝えできれば、と思います。

************************************

M.Y先生へ

お返事が遅くなり、申し訳ありません。
先日のセミナーはいかがでしたか?私もまだ出席したことのない、先生のセミナーなので、今度お話を聞かせてくださいね。

初めての英語のレッスン、お疲れ様でした。
ご丁寧に報告くださり、ありがとうございました。
大変だったでしょうね。でも、始めの、大きな一歩だと思います。

「プログラムどおりにはいかなくって…」と仰ってましたね。
痛いほど、お気持ちは分かります。
私も最初の頃は、そういうことがよくありました。

子ども達、なかなか絵本を見てくれない。
英語なので、はなから理解しようとしない。
反応がない。
で、盛り上がらない。
段々騒がしくなって―
叫び始める私。
どっと疲れて、「今日のレッスンはなんだった」状態。

今は、プログラムそのものを子供の流れを中心に立てているので、「プログラムどおりには」ということが、随分少なくなりました。
そのお話をします。

まず、掴み。
こどもたちの心をぱっと引き付ける瞬間芸・一発芸(?)は、慣れと共に、少しずつ身についていきます。ご心配なく。
でも瞬間芸だけでは、長くは続きません。
つまり、その類の芸の習得にあまり心を砕かなくてもいいってことです。

子供に考えさせて、考えさせて、子ども達の中に思いを溢れさせたい!
いつも私はそう思っています。
ところが多くの英語教室の場合、考えさせる、というより、覚えたことを思い出させる作業の方が多いような気がします。
例えば、What date is it today? と質問し、子ども達に答えさせる。子ども達の頭の中。
「うーんと、うーんと、dateは日付だから…今日は7月だっけ?June? 違う、Julyだ。」
…これは、考えているのではなくって、ただのメモリーゲーム。よく覚えている子が、ただ優秀とされるだけ。
(ちなみに我が息子に質問すれば、「自分でカレンダー見なよ」と言うだろうなー)

さて、こんな本があります。
Would you rather… (by John Burningham)
この絵本を子ども達と読むと、みんな必死になります。
「どれならいい?」―究極の選択、オンパレード。
例えば、どうしても食べなければいけないとしたら、どれ?
? spider stew (クモのシチュー…)
? slug dumpling (なめくじのだんご…)
? mashed worm (つぶしたミミズ…)
? snail shake(でんでん虫シェイク…)
きゃ~~~~ぁっ!!!!
大騒ぎしながら、みんな必死です。
「クモなら許せる!クモなら、にゅるにゅるしてない!」
「口から、クモの足なんかはみ出したら、どーすんだよっ」
「マッシュにしちゃったんなら、ミミズでも大丈夫じゃない?」
「え~うっそぉ~、気持ち悪いよぉ」
「私、でんでん虫シェイクだったら冷たくって、飲めるかも。」
「信じられない!」

Now please raise your hand when you think it’s OK and better than the others.
Then,ready? Anybody think No.1 Spider stew is accetable?
Next, anybody think No.2 is OK?
こんな風に、子ども達に手を挙げさせます。

どれなら許せるか、どうしてか?理由もあわせて、みんなが真剣に(どーでも良いこと、あり得ないことなんだけど(笑))考え、思いを込めてしっかり手を挙げます。
その、一人ひとりの輝いた表情が私は大好きなのです。

まずは子ども達を良く見る。
こちらが引っ張らなきゃと気張らず、子ども達に付いて行く。脱線にも出来るだけ付き合う。
そうすることで、子ども達は生き生きと、自分の頭で考え始めるようです。
その、子ども達の世界の中に自分(大人、親、先生)も飛び込んで初めて、私から子ども達へ何かを教える、というか与える、準備が出来るような気がします。
逆に、子どもワールドの外で、いくら大人が綿密なレッスンを計画しても、その計画の中に、
「私がこう尋ねると、子ども達がこう答える…」
そういう案があると、そこで躓く、というのが私の経験から出た結論。

そして、彼らの目を見ること。
大きな声で反応してくる子は分かりやすいです。
でもただニコニコみているだけ、何も話さない子でも、よーく観察してみると…、
眼がキラキラしているんです!
そういうときは、すごく嬉しい。
クラスやレッスン全体が盛り上がるときって、盛り上げ役の子ばかり観てしまうけど、
眼と眼でコミュニケーションとれるんだなあ、と実感。

そうそう、ご自分の選んだ絵本の力を信じていますか?
子ども達の心を動かす絵本を選んでいる自信はありますか?
(絵本を見る目も、経験によって養われてきたなーと、とりあえず絵本と7年ばかし関わってきた私。)
きっと、これからですよ!私もこれから!と思っています。
この先の絵本との出会いを思うだけでドキドキします。

でも実は私、子ども達に考えさせるネタになるものは、絵本に拘ることはないと思っています。
私は絵本が大好きだし、美しい言葉や絵に溢れているから、という理由で、これを選んでいるけれど。
英語を通して―
サイエンスの実験をする。子ども達の好奇心がムクムク!
思いっきりアートな世界に浸ろう。そこで自分を表現する術を見つかるかもしれない。
音楽の世界。英語特有のリズムにのってみよう♪
そして英語劇体験で、その人物の考えにまで思いを馳せる。…とか。

そんなことすべてが、「英語で考える」と言うこと!
(私は私の得意な分野だけ、やらせて戴きます…)

「英語で考える」レッスンが出来たら、素敵だと思います。

レッスンがひとたびスタートしたら、あとは子ども達に寄り添ってみよう。
まずはそんな心構えで始めてみてはいかがでしょうか?
メールから、いつも真摯な姿勢が伺われるM先生のことですから、きっと、M先生のやり方に共感され、ついてくる生徒さんに、きっと出逢われると思います。
M先生のご健闘を祈ります。
Good luck!まる

柏木由里子より
★7/8 追伸です。

そう!レッスンプランをシンプルにすること!
がお勧めです。
シンプルに、というと、
テーマを動物の名前だけ、とか色の名前だけ、にする?
と児童英語の世界では思われがちですが、そうではなくて、
この絵本一冊読んであげるだけで、十分、と信じること。

シンプルにすれば、子ども達を見る余裕が出てきます。
マサミさん仰るところの「間」や「空気」を読む余裕も。

膨らませるのは、それからでも遅くないと思いますよ~。
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category: 英語講師として思うこと

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コメント

 

★マサミちゃんへ
お忙しい頃じゃないかと思ってました。大丈夫ですか?
そんな中コメントをありがとう。
レッスンの中で、
>「間」であり「空気」を掴み取ることが大切だと。
ホント、これに気付くまで何年かかったことか。
押し付けて、教え込んで、覚えてくれないと悩んで。
こちらのペースで進めることばかりを、昔は考えていました。
>決められた「英語のフレーズ」を口から出すことがアウトプットではない。
>感じたことを伝えるのがアウトプット。
>日本語でいいとおもいます。
これもね、やっとマサミちゃんという人に出逢えて、自信を持ってそう言えるようになりました。
日本語でもいい、なんてね。えいごのせんせーがそれを言っちゃいかんだろーと、前は思ってましたよ~。
でもね、自分の本当の意見を言うときの子どもは光ってる!
で、私のレッスンについては、いやはや身に余るお言葉を頂き…
課題はいっぱいいっぱいあります。
まだまだ勉強しなくっちゃね。
マサミ先生、どうぞよろしくお願いします。
>子ども達が伝えたい言葉を伝えたい言語でつたえる。それを大人が受け止める、この繰り返しで始めて子ども達は勇気付けられ、自分の言葉で発信することに自信がつくのではないでしょうか。
>英語を話すのはもっと先かもしれない、でも自分の根底に「自信」がなければ英語をどれだけ学んでも「話す」とこはできない、と私は思っています。
はい。私もそう思います。
自分の中にまだ自信のない子に、英語を話させて(口にさせて、ですね)、一喜一憂する大人たちにそのことを、気付いて欲しい。
大人たちが気付かなければ、
根拠のないガラスの自信を持った子ども達が育つ一方で、自分の中に思いを持った子が、その価値に気付かずに卑屈に育ってしまう。
子ども達には、みんな輝いていてほしいよね。

由里子 #79D/WHSg | URL | 2009/07/08 13:41 | edit

私のために(&私と同じく先生の後に続きたい人達のために)、アドバイスありがとうございます。
とても参考になります。
「英語を教える」こと自体、初心者の私。
正直、いわゆる英会話学校での講師経験もないのに、できるのかしら??との
不安もありました。(今もあります。)
でも、由里子先生のアドバイスを読ませて頂いていると、
こういうことを子供たちに「伝えたい」「感じて欲しい」「学んでほしい」と思いを込めてやれば、
伝わるのかな…という気がしてきます。
もちろん、伝えるための努力…本選びだとか、読み方の工夫だとか…
はしなくちゃいけないでしょうけど。
例のセミナーは、とても面白かったです。
たった8ページの絵本を使って、3回も4回もレッスンを行うんです。
もちろんそれ以外にも他の絵本を読んだり、書く練習をしたり…という時間もあるので、
1回のレッスンでテーマの絵本を使うのは15分程度とのことでしたが
毎回、パペットやペープサートを使って子供の興味を引き付ける提案をされていました。
実はセミナー以前は、そういう小道具=子供に媚びる、邪道みたいな偏見があったのですが、
利用する目的が明確にあれば(子供にコレをわかり易く説明したい!という目的)、
小道具はとても役に立つんだなぁと考えを改めました。
経験も浅く(…というより無く)、絵本の知識や蔵書も乏しい私がすぐに由里子先生の
真似をできるはずもありませんが、これからコツコツと積み重ねて行きたいなぁと思います。
それと同時に自分の英語もちゃんとブラッシュアップしないと…
お教室でとっさの子供への語りかけやりアクションを英語でできなきゃ、困りますものねぇ。
それもまたなかなか大きな課題です(^^ゞ
由里子先生は、ご自身で何かトレーニングなどはされているのでしょうか?
(あ、すみませんまた質問になってしまいましたが。)
はじめてメールを差し上げてから、本当にご親切にしてくださって、感謝しております。
これからもどうぞ、宜しくお願いします☆

MY #79D/WHSg | URL | 2009/07/08 11:00 | edit

ユリちゃんへ
ユリちゃんの仰っていること、私は良く分かるんです。最近は先生という立場の人たちへアドバイスをする機会も増えてきて、改めて考えています。
レッスンをプランするとき、
きちんと細かく詳細まで決まっているプランって安心だったりします。
だけどね、
私がいつも感じるのは
「間」であり「空気」を掴み取ることが大切だと。
子ども達の一瞬の動き、輝き、それを瞬時に掴み取って、子ども達へもう一度投げかえす。
そのためにはプランが事細かに決まっているのはむしろ逆効果になってしまう。
これがレッスン用のテキストだとしても、子ども達が「!!!!」と光るその一瞬を見逃さないことが大事かな、とね。
特にユリちゃんのように
絵本をたくさん読んでくれて
子ども達が好き好きに言葉をどんどん出す。
素敵だと思う。そんなユリちゃんのレッスン、私も大好きです。
インプット、アウトプットという言葉がまことしやかに児童英語の世界でささやかれ、そんなものだと思ってしまう先生方のお気持ち、分からなくもないです。
でもユリちゃんのレッスンを見たら、これこそがアウトプットだと感じるでしょうね。
決められた「英語のフレーズ」を口から出すことがアウトプットではない。
感じたことを伝えるのがアウトプット。
日本語でいいとおもいます。
子ども達が伝えたい言葉を伝えたい言語でつたえる。それを大人が受け止める、この繰り返しで始めて子ども達は勇気付けられ、自分の言葉で発信することに自信がつくのではないでしょうか。
英語を話すのはもっと先かもしれない、でも自分の根底に「自信」がなければ英語をどれだけ学んでも「話す」とこはできない、と私は思っています。
マサミ

マサミ #79D/WHSg | URL | 2009/07/07 12:14 | edit

由里子さん
こんにちは。M先生へのメッセージですが
わたしもとても参考にさせていただました。
いまやっているフランチャイズの教室
いつもどこか疑問を持ちながら指導しているわたし。それではしっかり子供たちに
思いが伝わらないから、やっぱりこれが
一番って思いながらレッスンしたり。
ほんと日々のレッスンで考えさせられることたくさんあります。
それが小学生だけでなく、中学生にもなるとまた別の問題がでてきたり、
不機嫌な様子でレッスンに来る子がいると、やめたいのかな?なんて考えてしまったり・・・
いまの教室を始めるとき「とりあえず10年は何があってもつづけよう」と思って
やってきました。それでいま10年を過ぎ
次の目標は?と考えたとき、もう10年できるのか?と思ってしまいました。
英語絵本を使ってのレッスン。
いつかそんなレッスンができるように
いまからの10年は勉強の時間にしよう!
由里子さんのお話を読んでそう感じました。
次々に変わっていく児童英語の社会
きっと生存競争も激しくなると思います。
でもそんなことに影響されず、マイペースで教えていける、そんな教室がもてたら・・
絵本の好きな子が、待ち遠しくて
通ってくれる そんな教室がもてたら。
まだまだわたしの本棚にはわずかしか
ほんがありません。
これからたくさんの本とであって
そんな教室ができるように・・・
M先生も素敵な教室で、楽しく子供たちと
絵本の時間をもてるといいですよね。
がんばってください。

kaoru #79D/WHSg | URL | 2009/07/07 11:25 | edit

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