子供と英語絵本のある暮らし

英語絵本がいっぱいの子供英語教室 Kashiwagi English Roomから~

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がんばれ、おうち英語 

 

英語教室には通わずに、おうちで子供さんに本当に英語力をつけさせてあげようと、英語絵本に取り組んでいらっしゃるお母さんは、思いのほかたくさんいらっしゃるようです。

絵本を主体とした英語教室はまだ多くはないので、そうした方が私どものような小さな英語教室でもHPに辿りついて時々メールを下さるようになりました。
私のお教室にご興味を持っていただけるのは、本当に嬉しいことです。
勿論、お教室に通っていただくことで、新しい絵本と出逢い、先生から友達から大きな刺激を受けることができます。「この本読まなきゃ!」という軽いプレシャーも一つの刺激です。
私の教室の所在は愛知県。と云えど広いので、住所をお伝えすると、お教室に通って頂ける事はなかなか難しいのですが、それでは他に何かご相談にのったりお力になったりできないかな、と思いながらまたお返事を書きます。
(お返事が遅かったり、かと思うと、えらい長いメールになってしまったり、とご迷惑もお掛けしております!)

先日も、4歳2歳のお子さんのお母様からご丁寧なメールを頂きました。
その方へのお返事を書きながら、「おうち英語」の力はやっぱりすごいのかも、思ってしまったのです。
この方に、それを改めて考える良い機会を頂いたように思いました。
ご了解を得ましたので、私がその方へ書いたメールを、ここに掲載いたします。
長文になりますが、お時間があればお付き合い下さい。

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M様

こんにちは。
ご丁寧なお返事をくださり、ありがとうございました。

(中略)

お一人で取り組んでおられて、不安なお気持ちがよくわかるだけに、お返事をどのようにしたためようか、いろいろ考えておりました。

絵本で本物の英語力をつけさせようと思われるなら、「お母さん」(お父さんでもおじいちゃんでもおばあちゃんでも良いのですが)が一番いいのかもしれない、と最近の私は考えています。
だから、どうぞ自信を持って続けてくださいね。
と言うのは―。

子供の頃の英語は、
たとえば子供の頭の中に「英語」という甕があるとすれば、
(甕かー、うーん、ちょっと苦しい喩えでごめんなさいね)
本物の英語を、
少しずつ優しく注ぐ→溢れるほど十分に満たしてあげる→染み込んでゆくのを待つ
そんな工程を辿るのが一番いいのです。

SSSの酒井先生は、英語の吸収の最も大きな妨げになるものが、「押し付け」や「テスト」だと仰っています。
でも、先生という立場の人はこれらを避けることがとても難しい。
結果、残念ながら子供たちの、英語への壁を高くしてしまいます。
その点、お母さんと一緒にゆったりとした状況で子供たちの好きな絵本を開く、というのはどんな場合より吸収が良いわけです。

まず、絵本は「教材」でも「インプット材料」でもないとお考えください。
教材と考えると、どうしても目先の結果を求めてしまいますよね。
日本語の絵本を読むときは、「この言葉覚えたか」とか「きちんと理解しているか」とか「この知識を身につけたか」とかを確認することはありません。
子供と絵本を使って楽しい時間を共有した。
それで、おそらく十分だと思うのです。
そういう時間を積み重ねていくことで、言葉って頭や心の中に定着していくものだから、英語でも同じだと思っているのです。

ある意味、暗誦させる、ということは先ほどの申し上げたタブーのうちの「テスト」にあたるのかもしれません。
「読んでみてごらん」「ちゃんと覚えてる?」って確認したいのを、ぐっと我慢してください。
暗誦には、まったくこだわらなくていいです。

もしお母さんが、何か一つ努力していただくとすれば、毎日少しの時間でも、絵本を楽しむ習慣を作ることだと思います。
習慣づけというのは、根気がいることですよね。
うちの息子は生来「絵本好きのおとなしい子」ではなかったので、落ち着いて本を開くことも興味を持つことも、難しかったです。
向こうから「読んで」と言ってくるまで、2年ぐらいはかかりました。
買った絵本は私がこんなに楽しんでるんだから無駄じゃない、と開き直って、いろんな本を毎日開き続けました。
結局、あんなに普段掛け流しているCTPより、私の声で読んであげているORTが何よりのお気に入りになりました。
本当はネイティブの声をたくさん聞いているものの方に傾いてほしかったのに。
思うようにはいかないものです。

とにかく、触れた(覚えた、ではありません。触れるだけ)英語の「量」が一番大事です。
少ない情報で、効率よく学習することは望めないのが外国語だと思います。
そして時間。たくさんの量の英語に、たくさんの時間をかけること。
「急がば回れ」のような気がします。

音声についてですが、絵本が楽しければ、掛け流されている英語が例え1日2,3時間もなかったとしても、CMを数回聞いたら覚えてしまうように、口ずさんでしまうこともあります。
アウトプットはその程度で十分と思います。
一日1時間の掛け流し時間を作り出すのは、それぞれのご家庭の工夫になるのですが、たとえば生徒さんの中には、朝起きてから登園まで30分かけっぱなし、かえってきてからおやつを食べる間30分かけっぱなし。これで1時間、とされている方もいらっしゃいます。
20分を3回でもいいし、少しの時間を見つけて、オーディオの音源をいれる。それ以上は深く考えなくていいと思います。
流しておけば、自然に英語が喋れるなんていうCDやビデオは、どんなに高価でもありえません。
お母さんが聞いていて楽しいなと思われるものを、なんとなく流してあげれば十分です。
私なんて本当に大雑把で、毎日気まぐれで、簡単なものから難しいもの、古いものから聞いたことのないもの、歌から朗読まで手当たり次第に流しています。

今は英語を話す必要がない環境にいるお子さんなら、アウトプットは気にせず、英語を気長に注ぐこと、満たしてあげることを、日々の目標にしてみてください。
何歳ごろまでにこんなことが英語で言えるように、とかこのぐらいの単語を身につけているように、などの目標は掲げないで下さい。
自然に英語の甕を満たされたお子さんは、大きくなって、英語が必要になったとき、どんなにか自然な、また本格的な英語を使うことでしょう。
文法を学習するときも、甕の中から必要なものを引っ張り出して整理するだけなのです。
本物の英語ではなく一見効率のよさそうな「教材」で英語を身につけた大人が、結局苦しんでいるのは、甕の中の水がほんの少ししか入っていないからだと思います。

(後略)

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というわけで、皆さんのご検討を祈ります!
Happy Reading!
AUTHOR: 由里子 EMAIL: oakenglish@hotmail.co.jp URL: http://www.geocities.jp/kashiwagienglish/ IP: 219.118.137.68 DATE: 06/28/2006 11:32:54 ★JUNKO先生、私がこんな風に英語に対して考えるようになったのは、根底にJUNKO先生からずっと以前に頂いたアドバイスや励ましがあるせいです。 本当にたくさんのことを教えて頂いたけれど、「子供一人一人を評価せず丸ごと受け入れること。主役は子供たち。」そう仰って下さって、自分は「教える」という高い位置から子供を見下ろしていたことに気づき、出来るだけ同じ目線に降りてきたことで、私も周囲もずいぶんラクになりました。JUNKO先生と出会っていなかったら、こんな英語教室にはなっていなかったかもしれません(笑) というわけで、JUNKO先生から教えていただいたことを他の方に広めているようで、お恥ずかしい限りですが、本当に嬉しいお言葉をありがとうございました。
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